保存食,何を思い浮かべますか?_1
サバイバルグルメシリーズって,何を書いてあるの?
こないな質問ありました。
聞く前に,読まんかい!
って,数少ない質問なんだから,丁寧に答えんかい!
昔,TV番組でやってた『料理の鉄人』ばりに,シマヘビやカブトムシ,クモなどの身近でフレンドリーな食材を,驚くべき料理へと昇華させる方法について書いてあります。
って,ことごとく『料理の鉄人』の真逆だろうが!
んなワケで,本題イキます。
前回は,サバイバル食と非常食の違いについて書きましたが,今回は,またもやどことなく似てる保存食について。
今はネットや雑誌にも,そこらじゅうにころがってるんで,ちょっと見方を変えて書いてきます。
特別なものを用意するのではなく,普段から買っておき,時間が経ったら入れ替えるのを基本としてます。
一番ポピュラーなんが,米。
「古米・古々米」なんてのがあるんで,かなり保存が利きます。
精米してあっても,もちますから,非常用に一袋買っておくだけで,保存食になります。
理想は無洗米ですが,別にこだわる必要ないです。
多少調理には時間食いますが,万能な保存食。
最近はネットでも,電気炊飯器を使わず鍋でも炊けるとか書いてる方も多いようですが,そこまで現代人は何も知らないのか?というのが,正直な感想です。
いくつか読んでみましたが,まず,電気ありきで,節電や停電時にガスで炊飯する,というネガティブな意味が殆どです。
この発想,私には的はずれにしか思えません。
試みとしては,間違いじゃありません。
しかし,慣れてる人であれば,ガスコンロを使った方が電気炊飯器より,はるかに美味しく炊けます。
過激な人に言わせれば,電気炊飯器は邪道になるようですが,そもそも美味しく炊く為ではなく,楽に簡単に炊けるように開発されたのが電気炊飯器なんで,本末転倒なワケです。
今となっては,電気炊飯器を使わないことは,本来は贅沢なんです。
まあ,アウトドアでは,ごく当たり前のことですが。
考え方は,米も野菜なんで,器に米と水入れて,火にかければいいだけです。
美味しく炊くなら,蓋があるのが理想です。
蓋をして,噴きこぼれるまで強火,で,よく言うように,ここで絶対に蓋を開けずに,弱火にして,いい匂いがしてきたら火を止めて,数分蒸らす。
これがカミさん流。
かなりアバウトです。
3合くらいなら,蒸し時間抜きで,20分ちょっとくらいですから,案外早く出来ます。
で,非常時に水が使えない場合についても,ブログなどでも,いろいろと書かれているようなんですが,これも何故か後ろ向き多いです。
水の代わりに,ペットボトル飲料を使う着眼点は,やっぱり悪くはない。
でも,そこから先は?
災害時は,にぎりめしだけでも,ご馳走になりますが,材料があるのであれば,炊き込みご飯にするのがベストです。
これは,アウトドアでも同じです。
トップバッターは,もちろんお茶系。
緑茶(熱を再度加えるんで,結果,ほうじ茶?)は,茶飯があるんで,実は王道中の王道。
ウチの子ども達も好きな一品。
出汁やみりん,酒があるのが理想ですが,それらが無いときは,塩やしょう油を入れるだけで,美味しくなります。
具もあれば,いうことありませんので,あるもの適当に入れちゃってください。
スポドリも,糖分と塩分の両方が採れるんで,実は非常時に米を炊くには,いいんです。
これも塩分を足すことによって,相当食べやすくなります。
次が,野菜ジュースやトマトジュース。
これは塩分加えれば,かなり美味しくリゾット風に仕上がりますし,栄養価も高い。
前回書いた,アルファ米なら,これらを沸騰させて,入れれば出来上がりです。
今回最後は,炊き込みご飯の具として,保存しとくといいベストな食材を。
それは,ツナ缶,ちょっと重いのが難点ですが,別な使い方もあるんで。
ど真ん中に穴をブチ開けて,布でも何でも捩ってヒモ状にしたもんを,その穴に入れるだけで,インスタントキャンドルの出来上がり。
この情報は,あちこちにあるんで,他ではもっとちゃんと書いてあるかもしれません。
火が消えたら,食べちゃえばいいんで,一石二鳥。
缶がプルトップなら,危なくないんで,器としても使えます。
って,真面目に書きすぎて,下ネタ書くゆとりないやん!
せめて,スッキリしてから,寝ようっと!