桂浜クライシス_3
前回はお正月らしいネタにしたんで,今回は,「桂浜クライシス」おそらく完結編。
って,どこが正月だったんだよ!
忘れちゃった方は,昨年のを読んでいただきたい。
読むのが面倒な方の為に,要約を。
「土御門神道」の謎を解くべく四国土佐へ旅だった私は,それを阻止する為に現れた,謎の秘密結社に襲われた。
絶体絶命のピンチに,坂本龍馬の魂が降臨した私は,伝説の暗殺拳,花命神拳の封印を解いたのであった。
って,いつから,暴走族が秘密結社に変わったんだよ!
それに,もろパクリの花命神拳って,なんだよ!
問題はそこである。
いくら暴走族とはいえ,暗殺拳を使うわけにはいかないのだ。
仕方なく私のフィニッシュホールドである「ハイパーメディア・クリエイター・アタック」を使うことにした。
って,どうして,どんどん胡散臭くなってくんだよ!
さて,そろそろ現実路線に戻さないと,また終わらなくなるんで,事実をつまびらかにすることにしよう。
習っていた古武道には自信があり,かなりハードトレーニングもしてた時期だったので,3人までは,ほぼ秒殺できると思ったが,敵は5人。
正直,出たとこ勝負の感は否めない。
最低3人は,初っ端で戦闘不能にしておかないと,危険である。
しかも,後から,3Pを満喫できるだけの体力を温存しなければならない。
って,オイオイ!
まだ,諦めてないのかよ!
こういう状況で,最初に狙うのは,一番強そうなボス。
前3人は,どいつも,身長が180以上あった。
私は,ポケットに入れてあった,お清めした塩を,ボスの顔めがけて投げつけた。
さすがに,悪いヤツに,塩はよく効く。
完全に使い方,間違ってるだろ!
もっと効果的なものが足元にあるのに気がついた私は,砂を残り二人のノッポに蹴り上げたと同時に,ボスの股間に蹴りをいれ,横のヤツのアゴに掌底をぶちかまし,もう一人を回し蹴りで仕留めた。
しかし,ここで思わぬ現実を目の当たりすることになったのだ。
こいつらの背が高いのと,一言もしゃべらないんで気がつかなかったのだが,障害物がなくなったら,あと3人存在していたのだ。
計8人だったのだ。
よくハリウッド映画で,笑いをとるパターンだが,現実はもっと残酷であった。
こいつら,いつも間にか,クギが刺さった角材まで手にして突進してきたのだ。
完全にアウトである。
私は,その角材をダイバーウォッチで受け止め,距離を取ることを選択した。
もはや,3Pどころではない。
以前のブログを読んでいただいた方はご存知かと思うが,生まれつき心臓に爆弾を抱えているので,冗談抜き,全力で戦えるのは,ウルトラマン並に短いのだ。
ちなみに,ベッドの上だと,なぜか,もっと短い。
って,心臓とは別問題だろ!
つまり,相手をやっつけない限り,逃げきるだけの体力は持ち合わせてないのだ。
覚悟を決めて,闘うしかなかった。
私の体力も限界に近づいた頃,天が,いやホントに坂本龍馬が,多勢に無勢の私に微笑んでくれたのだ。
盟友,大門軍団の到着である。
って,西部警察かよ!
パトカーのサイレンが聞こえてきただけだろ!
それも,2台。
いつもは,ありがたくない方々であったが,この時ばかりは,嬉しかったのは言うまでもない。
って,よっぽど素行,悪かったんだな!
画像は,その時についたキズが残るダイバーウォッチ。
おそらく,スウォッチだったら,受けきれてなかったかと・・・。
タフな腕時計は,思わぬとこで,役に立つもんである。
お前だけだろ!
やっぱり,次回に続く。
またかよ!