テロワール・土壌
栗栽培を行う上で、切っては切れない土壌。
小動物が行き交い昆虫・微生物が混生している土壌。
母なる大地と言われるくらい生き物にとっては
大切な存在。
当利平栗林の土壌も生き物達のユリカゴのように
豊満で頼りがいのある土壌です。
見事な野菜ができます。
大きな農業機械もまったく入れない。
除草剤も一切使用しない。
栗林に入る物の中で一番重いのは僕の体重でしょう。
多種多様な生物が栗林の土壌を耕してくれます。
利平栗の木への同等の愛情を土壌にも注いでいます。
片手でさした棒です。
黒くなっている部分は土の中だったところ。
そんなに力を入れなくても差し込めます。
歩けば毛足の長い高級絨毯よりふかふかです。
絨毯と言うよりマットの方が的確です。
空気を存分に含み上部からは栗の葉や草などが体積して
多様な微生物が分解する。
微生物が増えればそれを食べるミミズや小さな虫達が集まってくる。
今度はそのミミズや虫を食べにモグラがやってくる。
モグラの通った穴をねぐらとするねずみもやってくる。
ねずみは糞や尿を置いていってくれる。
そのうち蛇が現れる 。
それぞれは小さい生き物ですがサイクルが出来れば
もうそれは、一つの生き物として機能する。
利平栗の木もその中のサイクルの一環を担っている。
そんな栗の木が産み落とす「神の雫・利平」
この栗を口に入れるとの生命の歌が聞こえてきます。