みなさま、
台風接近中で、ここ埼玉も風の強い連休最終日となりましたが
如何お過ごしでしょうか。
連休中日の昨日、
白瀧呉服店での茶席に、多くのお客様にお運び頂きまして
本当に有難うございました。
35℃、36℃・・・と気温がグングンと上がる中でしたが
どのお席も完売御礼となり、感謝の気持ちでいっぱいです。
改めて、御礼申し上げます。
「暑い中をいらして頂くので、冷たい抹茶をお出ししたい・・・」
氷点とも、冷水点ともいうようですが、冷たい抹茶と決まったところで
ハタ!と壁に直面しました。
「釜が使えない」
そう!! 氷水には、釜(=火)は不要です。
あちゃ~
釜師の席で、釜がない!なんて・・・
うーん、困った・・・・と、悩んだ目に飛び込んできたのは、
ふふふふふ
「大炉用の釜」です。
かまよめだんなが先日、東日本支部長賞を頂いた作品(「陰陽」)の前身として
誕生した釜、その名も「陰」。
「このデザインを表現するには、この大きさしか考えられなかった」
と、思い切って作った作品でしたが、出来てみれば
「で、でかすぎる・・・」
現在の炉に入れようとすると、どうしても炉壇にあたってしまい入れることが出きず
大炉(注:通常の炉より大きいんです)でしか、残念ながら使用頂くことができませんが
大きな分、迫力もあり、何種類かの釜膚の違いを味わって頂く面白さもあり、
なかなか素敵な作品だと思うのです。
「これだっ!!!!!!」
「釜に氷水が入っていたら、ダメかしらん!?」
チャレンジ!なのであります。
でもね、実現までにはまだまだクリアーすべき難問!?があったのです。
つづく
・・・長くなってしまいますので、こぼれ話、いったんこの辺で。