宙組のバウと一緒に見に行こう～。
と思っていたら、まさかの初日の方が当選してしまった花組公演。
ありがたく、熱気あふれる花組さんの初日に初参戦。
『新源氏物語』
私の源氏物語の知識は「あさきゆめみし」とウィキペディア程度ですが
わりとそれだけあれば十分な感じ安心しました。
それにしても出てくる姫宮がみんな華やかで程よい押し出しで
男役の一歩後ろにいながらも、華やかに、まさに花を添える。
これが“花娘”なんだなぁ・・・としみじみ思いました。
そういう意味では、美しいけど決して添え花的ポジションじゃない六条御息所は
れいちゃんで当たりだったんだなぁと納得も。
プロローグは大階段に真っ赤な布を敷き詰めて
本舞台と階段に華やかな平安装束の花組さんが勢揃い。
銀橋でみりお光源氏が舞うなか、大階段でキキちゃんが歌って
本舞台には、あきら君Pちゃんちなつさんマイティなどなど勢揃い。
「れいちゃんがいなーい」
と思っていたら、藤壺かのちゃん筆頭に出てきた姫君達の中に
ひときわ美しくて、妙にオーラを放っていて、ちょっと大きい姫が・・・・！
柚香光、その人でありました！
実際見るまで少々不安だったれいちゃんの女役、溜息出る程美しかったです。
れいちゃんの六条。
じゅりあさんの葵の上を生霊で呪い殺すシーンがめっちゃくちゃ妖艶できれいだった。
怖い、という印象はなくて
どちらかと言うと、生霊の姿を光の君に見られた時とか
もっと前のシーンで自分から興味が薄れていく光の君を見送る姿とか
垣間見える恋する女の心が、ちょっといじらしかったです。
どっちかというと、ゆきちゃんの朧月夜の方が、何を考えているのか本心がわからないような
得体のしれない怖さがあったような・・・。
一途な六条御息所と奔放な朧月夜。
逆の配役の方が合うのかも？と思わなくもなかたけど
ふたを開けてみれば、この配役でハマってました。
うららちゃん若紫から、べーちゃん紫の上へ
このなんの無理もない成長をみせる配役に感謝。
若紫はとにかく可愛くて、紫の上は可愛さを残したまま、聡明で性格も素晴らしい
まさに、最高級の女性
最強プレイボーイの光源氏が初恋の人の面影に執着して
略奪して自分の理想の女性に育てた・・・
と思うと、うわぁ。。。ってなるんですが正直
そんな思いもふっとばすくらい、べーちゃんの紫の上は良かったです。
特にラスト近くで、女三宮を向かえる所が好き。
（その後が書かれるとちょっとツラいけど、今回は無いので）
あと、キキちゃんの惟光とのシーンも（あ、同期か）
紫といえば、北山で一緒にいた犬君が可愛くて誰だ？と思ったら矢吹世奈くんでした。
見様によっては、キキちゃんの惟光よりもあきら君の頭中将が目立つ役だな、と。
あきら君の日本物化粧の似合いっぷりよ。。。
かっこよすぎて、出てる時気付けばずっとオペラで追ってました
光の君と二人で舞うシーンなんて、昇天しそうなほど美しカッタデス
そしてそんな光の君と頭中将の息子ズ。
夕霧ちなつさんと、柏木れいちゃん
ここもまた、あの親にしてこの子達ありだよな、と納得の美男子。
在りし日の父君ズと同じ衣装で同じ舞い（だよね？）での登場で
なんだかもう感無量ですよ。
事実ちなつさん、プロローグ以降ずーーーーーーーっと出てこないので
もう本当にね、やっときたーーーーーーー！！
な感じにも感無量です。
最終的に因果応報というか
自分が藤壺と犯した罪と同じ過ちを、柏木が自分の妻である女三宮と犯してしまい
父である桐壺帝と同じ苦しみを味わい、生きて行かなくてはならない。
という話にするために、柏木の登場が必要だったのはわかるけど
須磨からざっくり１０年すっとばして、明石の上を登場させなくしてまで
そんななんとも言えないラストにする必要って？
ってちょっと思わなくもないんですが・・・
でもまぁ、あの夕霧と柏木が見られるなら、それもありだ！！
という所で一件落着する単純な私です。
ちなつさんとれいちゃんで、夕霧と柏木中心部分の話１作品やって欲しいくらい。
私、源氏物語に登場する女性の中では、雲居の雁が一番好きなので、是非に～。
『新源氏物語』あんまり深く考える事なく
本当に“絵巻物”を見ているような感覚で見る事が出来る作品で
今までにあんまり見た事ないというか
作品自体は昔の作品の再演なのに、逆に新しい演出に感じてしまう程
ブツ切りと言われれば、そうなのかもしれないけど
何故かそう感じない何かがありました。
宝塚・平安絵巻
『新源氏物語』
という感じで、見やすいし、是非見て欲しい平安ものでした。
お稽古場映像にも映っていましたが、ロビーにも柴田先生が立っておられて
往年のファンであろうお客様とお話されている、お元気な姿を見る事ができただけで
初日行った甲斐があったなぁ・・・と。
さて、次回はショー『Melodia』の感想をば。
実はパンフレット買ってないので、かるーい感想しか書けないですケド
肉食系・鳳真由と黄金聖闘士・瀬戸かずや
２人の生え抜き花男に骨抜きにされたショーでした。
つづく。
と思っていたら、まさかの初日の方が当選してしまった花組公演。
ありがたく、熱気あふれる花組さんの初日に初参戦。
『新源氏物語』
私の源氏物語の知識は「あさきゆめみし」とウィキペディア程度ですが
わりとそれだけあれば十分な感じ安心しました。
それにしても出てくる姫宮がみんな華やかで程よい押し出しで
男役の一歩後ろにいながらも、華やかに、まさに花を添える。
これが“花娘”なんだなぁ・・・としみじみ思いました。
そういう意味では、美しいけど決して添え花的ポジションじゃない六条御息所は
れいちゃんで当たりだったんだなぁと納得も。
プロローグは大階段に真っ赤な布を敷き詰めて
本舞台と階段に華やかな平安装束の花組さんが勢揃い。
銀橋でみりお光源氏が舞うなか、大階段でキキちゃんが歌って
本舞台には、あきら君Pちゃんちなつさんマイティなどなど勢揃い。
「れいちゃんがいなーい」
と思っていたら、藤壺かのちゃん筆頭に出てきた姫君達の中に
ひときわ美しくて、妙にオーラを放っていて、ちょっと大きい姫が・・・・！
柚香光、その人でありました！
実際見るまで少々不安だったれいちゃんの女役、溜息出る程美しかったです。
れいちゃんの六条。
じゅりあさんの葵の上を生霊で呪い殺すシーンがめっちゃくちゃ妖艶できれいだった。
怖い、という印象はなくて
どちらかと言うと、生霊の姿を光の君に見られた時とか
もっと前のシーンで自分から興味が薄れていく光の君を見送る姿とか
垣間見える恋する女の心が、ちょっといじらしかったです。
どっちかというと、ゆきちゃんの朧月夜の方が、何を考えているのか本心がわからないような
得体のしれない怖さがあったような・・・。
一途な六条御息所と奔放な朧月夜。
逆の配役の方が合うのかも？と思わなくもなかたけど
ふたを開けてみれば、この配役でハマってました。
うららちゃん若紫から、べーちゃん紫の上へ
このなんの無理もない成長をみせる配役に感謝。
若紫はとにかく可愛くて、紫の上は可愛さを残したまま、聡明で性格も素晴らしい
まさに、最高級の女性
最強プレイボーイの光源氏が初恋の人の面影に執着して
略奪して自分の理想の女性に育てた・・・
と思うと、うわぁ。。。ってなるんですが正直
そんな思いもふっとばすくらい、べーちゃんの紫の上は良かったです。
特にラスト近くで、女三宮を向かえる所が好き。
（その後が書かれるとちょっとツラいけど、今回は無いので）
あと、キキちゃんの惟光とのシーンも（あ、同期か）
紫といえば、北山で一緒にいた犬君が可愛くて誰だ？と思ったら矢吹世奈くんでした。
見様によっては、キキちゃんの惟光よりもあきら君の頭中将が目立つ役だな、と。
あきら君の日本物化粧の似合いっぷりよ。。。
かっこよすぎて、出てる時気付けばずっとオペラで追ってました
光の君と二人で舞うシーンなんて、昇天しそうなほど美しカッタデス
そしてそんな光の君と頭中将の息子ズ。
夕霧ちなつさんと、柏木れいちゃん
ここもまた、あの親にしてこの子達ありだよな、と納得の美男子。
在りし日の父君ズと同じ衣装で同じ舞い（だよね？）での登場で
なんだかもう感無量ですよ。
事実ちなつさん、プロローグ以降ずーーーーーーーっと出てこないので
もう本当にね、やっときたーーーーーーー！！
な感じにも感無量です。
最終的に因果応報というか
自分が藤壺と犯した罪と同じ過ちを、柏木が自分の妻である女三宮と犯してしまい
父である桐壺帝と同じ苦しみを味わい、生きて行かなくてはならない。
という話にするために、柏木の登場が必要だったのはわかるけど
須磨からざっくり１０年すっとばして、明石の上を登場させなくしてまで
そんななんとも言えないラストにする必要って？
ってちょっと思わなくもないんですが・・・
でもまぁ、あの夕霧と柏木が見られるなら、それもありだ！！
という所で一件落着する単純な私です。
ちなつさんとれいちゃんで、夕霧と柏木中心部分の話１作品やって欲しいくらい。
私、源氏物語に登場する女性の中では、雲居の雁が一番好きなので、是非に～。
『新源氏物語』あんまり深く考える事なく
本当に“絵巻物”を見ているような感覚で見る事が出来る作品で
今までにあんまり見た事ないというか
作品自体は昔の作品の再演なのに、逆に新しい演出に感じてしまう程
ブツ切りと言われれば、そうなのかもしれないけど
何故かそう感じない何かがありました。
宝塚・平安絵巻
『新源氏物語』
という感じで、見やすいし、是非見て欲しい平安ものでした。
お稽古場映像にも映っていましたが、ロビーにも柴田先生が立っておられて
往年のファンであろうお客様とお話されている、お元気な姿を見る事ができただけで
初日行った甲斐があったなぁ・・・と。
さて、次回はショー『Melodia』の感想をば。
実はパンフレット買ってないので、かるーい感想しか書けないですケド
肉食系・鳳真由と黄金聖闘士・瀬戸かずや
２人の生え抜き花男に骨抜きにされたショーでした。
つづく。