倉敷市で23年ぶりとなる名人戦対局が行われています。対戦者は佐藤天彦名人対稲葉陽八段。昨日(5/26)は2日制対局の初日で、仕事帰りに大盤解説会へ行ってまいりました。
JR倉敷駅からの途中、名人戦の幟を発見。
会場の倉敷公民館へはゑびす商店街を抜けていくのが近道です。
商店街のあちこちに名画のレプリカが飾られています。これは地元の倉敷芸科大学の学生さんたちが毎年作成されているものと聞いたことがあります。なかなか見事な出来映えだと思います。
商店街を抜けて、林源十郎商店の前を直進していくと、会場の倉敷公民館の前に出ます。トンネルが目印です。
もうひとつの目印がこの建物。
つい最近まで某銀行の営業所として活用され、ステンドガラスで有名でした。
すぐ近くには大原美術館があり、たしかこの近くに対局会場である「鶴形」があったはずとウロウロしていると、向こうから井上慶太九段が歩いて来られるのを発見。
井上九段は本日の挑戦者・稲葉八段や菅井竜也七段の師匠です。簡単なご挨拶をしたあと、「鶴形へはどう行ったら良いですか?」とお尋ねすると、「そこですよw」。すぐ目の前にありました・・・。
正面より。
広い敷地ですね。
裏側より。白壁のまち・倉敷のまち並みに特徴的な「なまこ壁」です。
路地裏を抜けて倉敷公民館へ戻ります。
会場到着。
受付は2階にありましたが、そのまま入室することができました。
会場内風景。
ちょうど山崎隆之八段と里見咲紀女流初段による大盤解説の最中でした。
途中休憩のあと、菅井七段と今泉健司四段が登場。
会場のお客さんの意見も取り入れながら、次の一手を考えていきます。
振り飛車党の菅井七段ですが、相居飛車となった本局でも、凄い手を次々にひねり出します。今泉四段も感心しきりでした。
正面スクリーンには対局会場の様子がリアルタイムで映し出されています。両対局者の動きがとても対照的で、とても面白かったです。
本日は2日目です。概要は次のとおりです。
○大盤解説会(2日目)
・日時:5月27日(土)10時~終局まで(開場9:30)
・会場:倉敷公民館(倉敷市本町2-21)
・解説:菅井竜也七段
・聞き手:里見咲紀女流初段
・参加費:無料
・定員:370名(事前申込不要、先着順)
・備考:駐車場はありません
2日制対局の初日は、大体ゆっくりした展開のまま終わることが多いのですが、本局は一気に終盤手前くらいまで進んだところでの封じ手となりました。初日の解説会としては、非常にスリリングで面白かったのですが、それだけに、本日の2日目は、いつ終局になってもおかしくないような状況とのことです。今泉四段によれば、本日の解説会に来られる方は、できるだけ早い方が良く、遅くとも昼一までには来た方が良いでしょうとのこと。途中、次の一手クイズも2回出題されるそうです。