自民総裁選:麻生氏出馬表明 政界きってのマンガ通

20060821-2  「毎週、十数冊は読んでいる」と認める政界きってのマンガ通の顔を持つ。「マンガには世相が一番表れる。今は英雄待望論みたいになっていないか」。今年4月、東京・秋葉原で学生相手に講演した際には熱烈な歓迎を受けた。


 1940年9月、福岡県飯塚市生まれの65歳。63年に学習院大政経学部を卒業後、米国と英国に留学。橋本内閣で経済企画庁長官、森内閣で経済財政担当相を歴任。01年4月の総裁選に立候補し小泉純一郎首相に敗れたが、小泉内閣では党政調会長、総務相、外相と重用された。7月の北朝鮮ミサイル発射問題への対応では、総裁選を戦う安倍晋三官房長官と息の合ったところをみせた。ただ、総務相時代には、郵政民営化に絡み総務省幹部を頭越しに更迭される苦い経験も味わった。


 祖父は戦後保守政治の礎を築いた吉田茂元首相で、父の麻生太賀吉氏も元衆院議員。吉田元首相が巻紙にしたためた組閣案を太郎少年に読ませながら人事を行ったという逸話もある。麻生氏にとって祖父は79年に初当選したころからの仰ぎ見る目標でもある。妹は寛仁親王妃信子さま、千賀子夫人は鈴木善幸元首相の三女と系譜は華麗だ。


 明治時代、飯塚市一帯の炭鉱経営で「石炭王」と呼ばれた曽祖父の太吉氏が築いた麻生グループは現在、弟の泰氏が率いる。麻生氏も73年、32歳で麻生セメント社長に就任、病院などへの事業拡大にあたった。


 「国の経営者を選ぶんだから、何となくウワサだけで流されると具合が悪い」


 最近の講演で語った言葉には、企業経営に実績がある自負と、安倍氏優位が揺るがない現状へのいらだちがにじみ出た。これから1カ月、そのギャップをどこまで埋められるか--。【中田卓二】

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060821k0000e010080000c.html


自民総裁選:麻生外相が出馬表明 「外交の転換」提唱

 麻生太郎外相は21日正午からの自民党河野派臨時総会で、9月の総裁選への立候補を正式表明した。同日午後には党本部で記者会見し、「日本の底力-活力と安心への挑戦-」と題する政権構想を発表した。政権構想はポスト小泉政権の課題を「破壊から創造へ」と位置付け、義務教育の就学年齢の低年齢化や日中関係改善に向けた「外交の転換」を提唱するほか、少子高齢化対策や教育改革を通じて「豊かさと安心を実感できる国」を目指す考えを強調した。


 総裁選には谷垣禎一財務相がすでに出馬表明しており、安倍晋三官房長官も9月1日に政権構想を発表する予定。


 麻生氏の総裁選立候補は01年4月以来2回目。麻生氏は河野派臨時総会で「5年前の総裁選以来、機会をずっと思い続けてきた。次の総裁は(来年夏の参院選などの)選挙を戦い抜くのが与えられた使命だ。覚悟を新たに全力をあげて頑張りたい」と決意を語った。


 政権構想で、麻生氏は「日米同盟を基軸としつつ、アジアの安定を求める」として、日中関係改善への意欲を強調。(1)義務教育を現在の満6歳から1、2歳前倒し(2)技術革新による生産性倍増(3)女性や高齢者の雇用促進(4)道州制の導入(5)内閣と自民党の政策決定過程の見直し--なども打ち出した。


 また、これとは別に今月8日には、靖国神社を非宗教法人化し、A級戦犯合祀(ごうし)問題の解決に道筋をつける私案を発表、靖国問題をめぐる議論を主導する姿勢もアピールしている。【中田卓二】


 ◆麻生氏の主な政策◆

・小泉改革は既得権益を破壊したが、さらに「破壊から創造へ」進めなければならない

・技術革新で生産性を倍増。産業界が新技術に挑戦できるよう大胆な政策減税を実施

・義務教育の就学年齢を現行の満6歳から1~2年前倒し

・日米同盟を基軸としつつアジアの安定を追求。良好な日中関係はアジア地域の安定に不可欠

・税制などでゆとりある住宅を造り3世代同居を促進。女性や高齢者の雇用を促進
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060821k0000e010079000c.html


麻生さんはちょっとガラが悪く見えて 国のトップになっていただくには・・・ちょっとと思うところだけど

まぁ 政策の中身が問題か でも、漫画通って記事のタイトルにすることかね?


それにしても 発表の日取りが悪くない?

甲子園のニュースで扱いが小さくなっちゃってる

まさか再試合になるとは誰も思ってなかったか(笑)



自民総裁選挙 ポスト純ちゃんまんじゅう (2006-07-08)

≪自民総裁選≫谷垣財務相、出馬を正式表明 (2006-07-27)

≪自民総裁選≫安倍官房長官、父の墓前で総裁選出馬の決意報告 (2006-08-13)


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