姉歯被告を偽証容疑で再逮捕…耐震偽装捜査、終結へ
 耐震強度偽装事件で、警視庁などの合同捜査本部は22日、国会の証人喚問でウソの証言をしたとして、元1級建築士・姉歯秀次被告(49)(建築士法違反罪などで起訴)を議院証言法違反(偽証)の疑いで再逮捕した。


 姉歯被告は、偽装の動機を「木村建設側から圧力を受けたからではなく、仕事を数多く欲しかったため」と供述しており、捜査本部は、偽装自体は同被告の個人的動機に基づく単独犯罪で、施工業者や販売主との共犯関係はなかったと断定した。


 これにより昨年11月に表面化した事件の一連の捜査は事実上、終結する。


 調べによると、姉歯被告は昨年12月14日の衆院国土交通委員会の証人喚問で、偽装の動機について、木村建設の元東京支店長・篠塚明被告(45)(建設業法違反罪で起訴)の名前を挙げ、「鉄筋を減らすようプレッシャーをかけられた」と説明。最初の偽装物件は、1998年7月に建築確認がおりた木村建設施工の「グランドステージ池上」(東京・大田区)だと虚偽の証言をした疑い。


 しかし姉歯被告は逮捕後の取り調べで、最初の偽装物件は、96年12月に建築確認申請した依頼を受けた中央区の8階建て分譲マンション「ゼファー月島」で、「その高さの物件を設計するのは初めてで、何回やってもうまく行かなかった。失敗したら仕事が来なくなると思って偽装した」と供述。また、篠塚被告からプレッシャーを受けたとした国会証言についても「問題が大きくなったので、心の重荷をだれかに預けたいと思った」と、ウソを認めた。


 「ゼファー月島」を施工したのは木村建設ではなく、捜査本部の調べで、耐震強度は基準の約6割しかないことも判明した。


 また捜査本部は22日、他人に建築士の名義を貸した建築士法違反容疑でも姉歯被告を追送検した。今後、偽装マンションなど4物件の建築基準法違反容疑で同被告を追送検する。


 一連の捜査では計9人が逮捕され、木村建設元社長・木村盛好被告(74)、ヒューザー社長・小嶋進被告(53)、イーホームズの社長・藤田東吾被告(44)ら6人が起訴された。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060622it02.htm


もともと2級建築士で やっちゃいけない事で経験無いから出来なかった

それを仕事がなくなったらと偽装しても行なってしまうとは・・・


ただやっぱり こんなズサンな構造計算しているのを 見抜けなかった検査機関がだらしない

姉歯がやった事を擁護するという意味ではなく 検査でしっかり見抜き指摘していれば その後にどんどんと偽装を続けることは無かったわけで


逮捕された他の人たちも すべて姉歯に押し付けて自己弁護してるわけじゃないよね?

それにしても 一番悪人のはずのたぬきじじぃは・・・(たぬきに失礼?)

なんとかならないものだろうか 腹立たしい限り!プンプン



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