<耐震偽造>認識後、小嶋氏が引き渡し指示 詐欺の可能性も

 耐震データ偽造事件で、マンション販売会社「ヒューザー」の小嶋進社長(52)が、「グランドステージ(GS)藤沢」の構造計算書偽造を知りながら、購入者への引き渡しを指示していたことが、関係者の話で分かった。警視庁などの合同捜査本部は、詐欺容疑にあたる可能性もあるとみて、小嶋社長から詳しく説明を求める。
 姉歯秀次・元1級建築士(48)の偽造を民間検査機関「イーホームズ」から伝えられた昨年10月25日夜、ヒューザー役員が姉歯事務所へ行き、GS藤沢を含む7棟の偽造を把握した。関係者によると、対応策を協議するため27日開いた会議で、小嶋社長は「完成済みの物件もあるようだが、突然公表されたのでは対応のしようもない」と発言した。
 さらに、会議の直後、販売子会社役員からGS藤沢への対応を尋ねられた小嶋社長は、「会議でも(GS藤沢の名前は)出ていないし、検査済み証が下りているので、問題ない」と引き渡しを指示したという。
 結局、翌28日にGS藤沢の17戸が引き渡されたが、ヒューザー側はこの日、一部の購入者から代金を受け取った。捜査本部は、ヒューザーが意図的に強度不足を伝えず、売却益を得た可能性があるとみている。
 一方、捜査本部は、構造計算書を偽造したとして姉歯元建築士を建築基準法違反容疑で逮捕する方針だが、千葉県の建築設計業者に1級建築士の名義を貸した建築士法違反の疑いでも追及する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060415-00000014-mai-soci


<耐震偽造>木村建設、粉飾決算書提出か 社長ら聴取へ

 耐震データ偽造事件に絡んで多くの偽造物件の施工を手がけた木村建設(熊本県八代市、破産)が、決算書類を粉飾していた疑いのあることが警視庁などの合同捜査本部の調べで分かった。捜査本部は近く木村盛好社長(74)らを任意で事情聴取し、関与した役員を建設業法違反容疑で逮捕する方針。姉歯秀次元1級建築士(48)やマンション販売会社「ヒューザー」(東京都大田区、破産手続き中)、コンサルタント「総合経営研究所(総研)」(千代田区)についても個別の法令違反の疑いが浮上しており、捜査は今週中にもキーマンらの逮捕に向けて動き出す。
 調べでは、木村建設は国や都道府県による経営事項審査(経審)に際し、実際より業績が良く見えるよう粉飾した決算書類を提出した疑いが持たれている。未完成の工事の売り上げを前倒しで決算に盛り込むなどの手口で数字を操作したらしい。
 建設業法では、公共工事を請け負う業者は経営状況や技術力の審査を受けなければならないとしており、虚偽報告には「50万円以下の罰金」が科せられる。木村建設は決算書類を粉飾して経営状況を良く見せかけ、工事を受注しやすくする狙いがあったとみられる。
 捜査本部は、昨年12月下旬に耐震データ事件の関係先を一斉に捜索。決算書類の粉飾は、捜索で得た資料から浮かんだ。粉飾は経営陣の意向だった可能性が高く、捜査本部は木村社長や篠塚明・元東京支店長(45)らに対する事情聴取を踏まえて経緯を確認する方針だ。
 一方、姉歯元建築士は、マンション建設に際して知人の建築設計業者に名義を貸したとして建築士法違反の疑いで今週にも逮捕される可能性が高くなった。このほか、分譲マンション「グランドステージ藤沢(GS藤沢)」(神奈川県藤沢市)や「サンホテル奈良」(奈良市)などの物件で構造計算書を改ざんして、違法な建築物をつくった建築基準法違反容疑が持たれている。
 ヒューザーについては、「GS藤沢」の販売に絡み、小嶋進社長(52)が構造計算書のデータ偽造を認識したうえで引き渡しを指示した疑惑が出ている。また総研は、開業指導をした「サンホテル奈良」を巡り、工事代金の前倒し支払いを建築主のオーナーに求め、問題が公表される前に代金全額を回収した可能性が指摘されている。いずれのケースも捜査本部は、マンション購入者やオーナーに対する詐欺容疑を視野に捜査している。
 捜査幹部は「容疑が堅いものから手掛けていく。詐欺容疑については長期化するだろう」と見通しを語っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060416-00000008-mai-soci


<耐震偽造>姉歯元建築士、週内にも逮捕 名義貸し容疑で

 耐震データ偽造事件で、警視庁などの合同捜査本部は、知り合いに名義貸しをしたとして姉歯秀次・元1級建築士(48)を建築士法違反(名義貸し)容疑で、今週にも逮捕する方針を固めた。十数回にわたって恒常的に行っており、悪質と判断した。構造計算書を改ざんした建築基準法違反容疑は、建物の鑑定結果が出次第、着手する。
 調べでは、姉歯元建築士は03年ごろ、千葉県船橋市のマンション3棟について、実際は設計の元請け業務をしていないのに、「建築基準法上の設計者」として届け出た疑い。実際は、1級建築士の資格のない同県市川市の知人だった。
 関係者によると、これらのマンションは10階建てで延べ面積が約1800平方メートルあるなど大規模だったため、1級建築士の免許がないと設計の元請け業務を請け負えなかった。このため、姉歯元建築士が名義を貸して便宜を図ったらしい。知人から見返りとして報酬も受け取っていたという。
 捜査本部は、姉歯元建築士がこれら以外にも数年にわたって十数件の名義貸しをしていたことをつかんでいる。
 構造計算書を改ざんした建築基準法違反(罰金50万円以下)より、名義貸しの建築士法違反(1年以下の懲役または30万円以下の罰金)が罪が重いことや、関係者の事情聴取が進んで容疑が固まったことから、早期に着手することにした。
 一方、マンション販売会社「ヒューザー」やコンサルタント「総合経営研究所」などを捜査対象とする耐震データ偽造事件については、検証結果の鑑定が出そろってから本格的な捜査に入る。
 姉歯元建築士は、1976年に宮城県立古川工業高建築科を卒業。中堅ゼネコン(本社・大阪市)を経て、79年から東京都内の構造設計事務所に勤務した。88年に構造設計士として独立し、千葉県市川市に事務所を開設、90年に1級建築士登録した。最初に耐震強度を偽造したのは98年とされる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060416-00000007-mai-soci


捜査は着々と進んでいるようだけれど

総研の内河のじぃさんは 入院したとか?

・・・・・政治家の雲隠れみたい


取り壊し・建て直し・補強 莫大な金は 

やっぱり税金から出されるんだろか?

住民の人は気の毒だけど それとこれとは話が別だし


やった本人達も検査機関も腐ってるわけで

その責任の押し付け合い ののしりあいは続くんだろうな