故・やなせ氏に無報酬で仕事依頼していた自治体も……吉田戦車が痛烈批判 「恥じろ」 | あたま出版ブログ 禿頭席(とくとうせき)

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物品の対価はきとんと支払うにもかかわらず、知的財産や技術料等の対価の支払いを惜しむ人が少なくないように思います。

「仕入れがないから」「ついでに」と言うのであれば心得違いです。


近隣諸国を見ますと、コピー商品が巷に溢れています。

ブランド物のコピーやCD、DVDの海賊版はおろか自動車のデザインが日本車や欧州車にそっくりだったり「フロントは○○」「リアは△△」というユニーク(?)なものまで市場に出回っているのです。

いわゆる知的財産権の侵害です。


また、意匠だけでなく建築業や整体等の技術を要する仕事に対しても、知り合いであれば気軽に値切る人も散見されます。



故・やなせ氏に無報酬で仕事依頼していた自治体も……吉田戦車が痛烈批判 「恥じろ」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131018-00000018-rbb-ent


心不全のため亡くなったマンガ家・やなせたかし氏が地方自治体などから無償で仕事を依頼されていたことについて、マンガ家・吉田戦車氏が「そこに作品に対する敬意はあるのか?」とTwitter上で言及している。


 数多くのご当地キャラクターの制作も手がけていたやなせ氏。コピーライター・糸井重里氏の公式サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載されている対談によると、なんと高知県だけで50以上、全国では200ものご当地キャラを生み出したという。さらに驚くべきことには、数件を除いて全てノーギャラで依頼された仕事だそうだ。

 やなせ氏は「俺は巨匠にならないと決めたんだから、くだらない仕事であろうとやらなくちゃいけない」とフォローし、笑い話のように語ってはいるが、「原稿料なしなの。つまりですね、すごく軽く見られてるんだよ」と衝撃的な事実を明かしている。


 吉田氏は17日、「ボランティアが適切である場合は、もちろん除いて」と補足しつつも、「あの人の『タダ働き』に甘えてきた多くの自治体とか組織は恥じろ、と思いますね」と痛烈に批判。無料で仕事を引き受け続けたやなせ氏も良くなかったと言えば良くなかったかもしれないが、「そこに甘えて描かせたほうの気軽さはちょっといやだ」と語り、「そこに作品に対する敬意はあるのか?ってことですよな」と怒りをあらわにした。


 ネット上では、「確かに個人レベルでもデザインやイラストの仕事を『ちょっとお願い』とプロに無報酬で頼む人は多い」と吉田氏の怒りに同意する声が上がっている。また、今年4月には、政府主催の第2回クールジャパン推進会議で、民間議員を務めるプロデューサー・秋元康氏がクリエイターに無報酬で協力を求める趣旨の発言をしたとして、物議をかもした。

 やなせ氏は、13日に心不全により94歳で亡くなった。


あくまでも私見ですが、知的財産や匠の業というような技術に対する敬意の有無は、その国が先進国か否かにつながると思います。

経済大国であろうとも知的財産や技術に対する敬意があまりなく、「なあなあ」で発注、国民に無償で仕事をさせるような行政は果たして先進国レベルでしょうか?


また、人の行為に甘え、200以上の自治体がやなせ氏に「たかった」という事実。卑し過ぎます。

吉田戦車氏が仰るとおり、「恥を知れ!」と言わざるを得ません。


柿本あつやの常在戦場

雨天の日本に虹を架けます



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