共働き・子あり、手取り44万円の家計簿を診断させていただきました。 | 子育て主婦の無料家計簿診断【出産準備・子育て費用公開中!】

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手取り44万円、夫婦2人+子3歳の
家計簿診断をさせていただきました。


(こにさま:公開可でご依頼いただき、ありがとうございます!)

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■家族構成(年齢):夫(30)、私(29)、子(3)

■税込給与:夫月30万円、妻月24万円

■手取り給与:夫月24万円、妻月21万円、児童手当1万円

■ボーナス:夏30万円、冬40万円

■毎月の支出:総額385,100円

・家賃:70,000円

・電気:5,000円

・ガス:4,000円

・水道:1,500円

・携帯電話料金:13,000円(2台)

・ネット料金:0円(なし)

・新聞:4,000円

・食費:40,000円

・外食費:10,000円

・交通費:10,000円…車を持っていないので、雨の日などタクシーをよく使います

・日用品費:30,000円

・教育費:56,100円…認可園保育料。来年からは40,000円くらいになります。

・小遣い:夫20,000円 妻15,000円

・医療費:10,000円…不妊治療

・その他:50,000円…家具家電買換え、慶弔費、旅行、帰省など臨時積み立て。

・国民年金+付加年金:15,500円(妻の勤め先が個人事業で、厚生年金未加入のため)

・保険(貯蓄型):27,000円

・保険(掛捨型):4,000円

・自動車ローン:0円 車なし

■毎月の貯金:75,000円

■現在の貯金額(未記入でも可):500万円

■悩んでいる点/改善したい点:

住宅購入に向けて、貯蓄のペースをあげたいです。夫のお給料だけでやりくりしたいのですが、保育料が高いことや遠方への帰省費用が嵩み難しいです。

■ブログ上での公開:可
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■全体の感想

家賃が控えめでバランスが良く、
とてもお金の貯まりそうな家計簿だなと思いました。

毎月の支出に、帰省・家電買い替えの積立などを
されているのが素晴らしいと思いました。


■標準的支出

手取44万円、子供ありの場合の標準的支出は以下のとおりです。

 


・交通費は「その他」に
・新聞は「その他」に
・保育園費は「その他」に
・医療費は「その他」に
・国民年金は「その他」に
・保険(貯蓄型)は「貯蓄」に

 

■標準的支出を見た感想

手取44万とすると、貯蓄率が手取の23%ですね。
非常に良い家計簿だと思います。

ただ、支出に国民年金が含まれています。
また、保育園費も含まれていますね。

この二つは、共働きをする上での必要経費のようなものですよね。

そのため、手取りから引いて家計簿診断するのが
実態に合うのではないかと思いました。

そこで、手取44万から、国民年金と保育園費を引いた
368,400円を基準に、もう一度標準額を計算してみます。

 


■標準的支出(手取368,400円に補正)


上で書きましたとおり、手取を368,400円に補正させていただきました。

その場合の標準的支出は以下のとおりです。

 



・交通費は「その他」に
・新聞は「その他」に
・医療費は「その他」に
・保険(貯蓄型)は「貯蓄」に

 


■標準的支出(手取368,400円に補正)との比較

○家賃

標準額を2万円以上下回っており、とても良いと思います。


○光熱費


標準額を大きく下回っていますね。
上手に節約されているなあと思います。


○通信費


スマートフォンをお持ちかと思いますが、
この金額なら適正ですね。



○食費

標準額を下回っており、ちょうど良いと思います。

○日用品

この項目だけ、標準額を上回っていますが
化粧品や、衣類もここに入っているでしょうか?

特に問題ありませんが、もし一般に日用品と呼ばれるもの
(ドラッグストアで買えるようなシャンプーやラップなどや、電球など)
だけで3万円なのでしたら、少し節約してもいいかもしれません。


○保険

保険は、標準額を手取の5%と設定していますが
必ず入る必要はないと考えています。

貯蓄額も大きく、共働きという事情を考えると、
現在の4000円はちょうどよいと思います。


○貯蓄

貯蓄型保険を足すと、毎月10万円超の貯金となりますね。
素晴らしいと思います。



■貯蓄額を増やすことについて


貯蓄額は毎月10万円超ですし


臨時費の積立を毎月やっておられるので、
ボーナスはほぼ全額貯金されていることと思います。

そうすると、年間150万~200万の貯蓄額となりますね。


それって個人的には、十分すごいと思ったのですが
まだまだ貯蓄率を上げたいということですよね。

ただ、一般に、「共働きでは、妻の収入を全額貯金するのが理想」
と言われますが、それは、子どものいない場合の話だと思います。


子どもがいて、夫婦で働きに出ると、保育園代・学童代など
必ずかかる費用があり、それを超えて貯蓄すると
相当な切り詰め感が出てくると思います。


だから、お子さんありのご家庭であれば、

「妻の手取-経費(保育園費・年金)」が
全額貯蓄できていれば、大成功なのだと思います。


こにさんのお宅では、

こにさんのの手取-保育園費-年金=168,400円

ですよね。


168,400円×12ヶ月=2,020,800円ですので

もし200万貯金できていれば、実質的には
こにさんのの手取りが全額貯蓄に回っている状態だと思います。


私の目から見たら、十分頑張って貯蓄されているし
これ以上やって大丈夫かな?辛くないかな?
と思ってしまうのですが・・・。

もう少し貯蓄率を上げたいということだと思いますので
考えてみようと思います。



■私が見直すなら(節約できそうな項目)

上に書いたとおり、目につくムダはないのですが
あえて節約できそうな項目ということでしたら、以下二つです。



○日用品費

上で挙げた日用品費は、内訳が何かにもよりますが
節約できるかもしれません。

お店で「ついでにこれも」というのが多いようでしたら
ムダがあるかもしれないです。



○保険の支払方法


貯蓄型の保険がもし月払いでしたら、
保険料を年払い(1年1回の支払)にすると、返戻率が上がります。

(1%ぐらいだと思いますが・・・^ ^;)


もし月払いでしたら、加入されている保険会社に問い合わせを
してみてください。



■最低限の支出を見きわめる方法

必須の支出と、そうでない支出を見きわめるために
もし可能でしたら、1か月だけ、または2週間だけ
できるだけ支出を減らす期間を作ってみてください。

その期間は以下のようなポリシーで生活します。

「足りないものがあっても買わずに、
まずは家の中のもので間に合わせる」

「家の中のもので間に合わなくても、
節約期間終了後に買えば済むのであれば
すぐには買わず、期間終了後に買う」

「節約期間中に買い物にいくときは、
メモを持っていき、それ以外のものは絶対買わない」


このようにしてみると、必要だと思ったものでも、
数週間後に「やっぱり買わなくてもいいや」となったりします。

そうやって、買う必要が高くないものを
発見してみると、あと少し節約ができるかと思います。



■感想など

>夫のお給料だけでやりくりしたいのですが

と書かれていましたが、実際には達成できているのでは?
というのが私の感想です。

ムダがなく、バランスもよく、良い家計管理をされていると思います。

旦那さまが30歳で、このペースで貯金されているようでしたら
数年内に余裕で住宅取得できるのではないでしょうか。

このペースでいけば、頭金もたくさん貯まりそうで、安心ですね。

不妊治療中とのこと、どうぞお体を大切になさってください。

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長くなってしまってすみませんが、
家計簿を拝見して、私の意見を書かせていただきました。

失礼な点や、理解の不足している点がございましたら
申し訳ございません。

何かございましたら、何度でもお気軽にお問い合わせください。