武器としての決断思考 | 本との出会いは、師との出会い。

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智慧は、先生から指導されて身につけるものではなく、自ら学ぶものです。ですから、先生が本であっても、生徒の意欲が高ければ、学習の成果が期待できます。書店には、素晴らしい先生方が、時代を超えて、いつでも待っています。

武器としての決断思考 (星海社新書)/講談社

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 カオスの時代を生きていく若い世代に必要なのは、意思決定の方法を学ぶことであり、決断力を身につけることです。この「武器としての決断思考」で紹介されている「ディベート思考」は、限られた情報の中で、自分の価値観だけで決断するのではなく、更に情報を求め、決断し行動すること、あるいは行動しないことによるメリットとデメリットを評価し、正解ではなく、その時の最善解を求める考え方です。カオスの時代を生き抜くために、この本を読んで、是非、この考え方を身につけましょう!

 議論は苦手、できれば避けて通りたい。と思っている人は少なくないのではないでしょうか?しかし、なんのために議論を行うかというと、さまざまな意見を戦わせることで、より優れた答えを導き出すためなのです。 議論に特定のルールを加えたものがディベートで、4つの大きなルールがあります。①特定の論題について議論する。②賛成派と反対派に分かれる。③話す順番、発言時間(制限時間)が決まっている。④第三者を説得する。

 このようなルールが決まっているため、自分に都合の悪い意見や、自分の価値観からは出てこない意見もすべて視野に入れたうえで、頭の中で賛否両論をぶつけあって、最善解を決める(決断する)ことができるのです。また、大事なのは、見ている第三者(審判)を説得することで、議論する相手を論破したり、相手の意見を変えさせる必要などないのです。 このディベート思考を身につけることによって、頭の中で一人ディベートができるようになると、今までよりもより最善解に近づくことができるようになると思います。

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