アーサーとミニモイの不思議な国
映画「アーサーとミニモイの不思議な国」平成19年9月22日公開 ★★☆☆☆原作 「アーサーとミニモイたち」 リュック・ベンソン作 角川書店 ★★☆☆☆去年みた映画なのですが、原作の存在をしらず(そのときはこんなブログをかくとは思っていなかったし・・・)今日偶然図書館で見つけて読んでみました。映画のノベライズか、脚本か、とも思ったのですが、リュック・ベンソン監督が自分で書いた三部作の「小説」を自ら監督したということです。実写とアニメを融合させた形態も、原作者の意図したことなので読んで、観れば、彼の世界を感じられるということでしょうか・・映画の方は先日みた「スパイダーウィックの謎」と混乱してしまっているのですが、体長2㍉のミニモイの世界をアニメーション、というよりゲームのキャラ風の登場人物で進行させていたのには、ちょっと驚きました。私は吹き替え版で観たのですが、デニーロやマドンナの英語版にまけないくらいの有名人がキャスティングされていました。神木くんはちょっといただけなかったけど、ガクトもタカandトシもキャラそのものでした。スパイダーの原作は児童文学で、成長過程の子どもたちのために書かれたものですが、ミニモイは昔子どもだった人たちの子ども心を刺激するような書かれ方です。10才のときはこんなだったなぁ、というような。アーサーのセレニアに対する恋心も児童文学の世界では絶対にないし、本も面白かったけれど、ちょっと商業的なものを感じてしまいました。