映画「一週間フレンズ」平成29年1月18日公開 ★★★☆☆

 

 

クラスメートの藤宮香織(川口春奈)にひそかに思いを寄せる、高校2年生の長谷祐樹(山崎賢人)。

彼女との距離を縮めようと友達になってほしいと声を掛けるが、

香織はどんなに仲良くなってもその相手を毎週月曜日には忘れてしまうという記憶障害を抱えていた。

それでも彼女の記憶がリセットされる1週間ごとに声を掛け、交換日記もスタートさせる祐樹。

ところがある日、香織の過去を知っている生徒が転校してきて……。(シネマ・トゥデイ)

 

最近の若い人向けの恋愛ドラマは「時空をこえたもの」「記憶障害もの」がとても多いんですが、本作は後者。

「眠ると忘れる」というのは前にもあったけど、「一週間で忘れる」という設定は初めてですね。

学校は平日だから、月曜日には忘れてる、というのですが、どの時点で忘れるのか?

日曜日に寝た時だけ忘れるのかな?体内時計にそこまで組み込まれてるとしたら、そっちの方がスゴイですよね。

 

高2の春、藤宮カオリという美人だけど心を開かない女子高生がクラスに転校してきます。

ユウキは一目惚れするも、なかなか親しくなれない。

図書館で借りた本を電車に置き忘れ、カオリが車内から投げてくれたりして運命を感じてしまうんだけど

その次に会った時はまったく覚えていないようで、とまどうユウキ。

担任教師からカオリの障害のことを聞いても諦めきれず、交換日記でカオリの記憶を補おうと考えるのですが

「前の学校では面倒な私に付き合いきれずにみんな離れていった。あなたにも嫌な思いをさせる」

と断るカオリに

「君が忘れても、毎週友達になってください・・・ってボクは言い続けるから」

とけっして諦めきれないユウキ。

 

いつもは胸キュン王子様キャラの山﨑賢人が、今回は断られても断られてもあきらめない

ぼんくらだけど頑張り屋キャラで、好感度高いです。

カオリの元カレの九条くんとか、ユウキの幼なじみのサキとか、サブキャラがいいんですが

特にユウキの親友のショウゴの時折放つ「名言」が利いていますね。

 

(「美人そうな転校生の名前は)たいてい名前負けしてる」

「何かいいことしたいと思うときは、ホントは悪いことがしたいと思っている」

「自分で元気アピールする奴は元気じゃない」

 

たいてい逆説的なことを言ってるだけなんですけど、ストレートに突っ走るユウキにはなくてはならない友だちです。

 

イマドキJKの胸キュンドラマながら、デフォルメ感薄く、擦れた感じもしないから

幅広い世代に好感度高い作品です。

「一週間で忘れる」設定は、最後まで理解不能でしたけど・・・