映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」 
平成26年9月13日公開予定
★★★★☆

 
自らスター・ロードと名乗るトレジャーハンターのピーター・クイル(クリス・プラット)。
ピーターは無限の力を持つパワーストーンのオーブを入手するものの、
その後逮捕され刑務所にぶち込まれてしまう。
ピーターは天才メカニックのロケットら刑務所で出会った仲間と脱獄するも、
オーブの力で宇宙を滅亡させようとする強大な悪と戦うこととなり……。(シネマトゥデイ)


ディズニースタジオ試写室で観賞。

六本木だとばかり思っていて、直前に目黒に移転したと気づいてちょっとあわてました。
目黒雅叙園前の坂道(行人坂)きつ~い!!
迷いながらようやく到着したら、
おなじみのディズニーキャラクターだけでなく、
本作のかわいいバージョンのほうのキャラクターもお出迎え。




予告編でも「宇宙一凶暴なアライグマ」が印象的なプロモーションをしているので
ディズニー映画だし、「多分お子様向け」と思いがちですが、
実は70年代の懐メロ満載の中高年ターゲットの映画ですね。


マーベル映画だから、もちろん原作のコミックが存在します。
こんな感じ。

 
 あれ?なんかひとり多いですが・・・・?

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の彼らは、アメリカ本国では誰もが知っているキャラクターかもしれませんが、
日本ではまだまだ知名度低くて「はじめまして」という感じ。

名前からすると、銀河系を防衛する正義の味方みたいですが
実は、賞金稼ぎとかお宝ハンターや犯罪者とかのワケありなお尋ね者連中です。
みんな最初は敵同士なんですが、そのうちに利害が一致してチームを組むことに。
それにしてもアベンジャーズ以上の個性豊かなメンバーたちです。
身長もバッラバッラだ~

 
 左から
ガモーラ (緑の女性殺人兵器)
ピーター・クイル(地球生まれのトレジャーハンター)
ロケット(見た目はラクーンですが、メカにつよい毒舌家)
ドラックス(怪力の復讐鬼)
グルート(樹木型ヒューマノイド)

彼らの前歴とか、なりゆきとはいえなんとも不思議な出会いかただけでも1本映画になりそう。
5人以外にもいろんな登場人物がいますが、それぞれ一癖ありそうな悪人顔ばかりで、
もう頭の中が混乱しています。
「公開前なのでネタバレなし」ということにしておきますが、実は正確に把握できていないのです。

ただ、ピーターが命より大事にしている母の形見のカセットテープ。
その中の曲は70年代の懐メロですから、半分以上は聴いたことありました。
個人的にはウガチャカより、10ccやランナウエイズ、ジャクソン5、なんかが懐かしい~!

懐かしいと言えば、インディー・ジョーンズやスター・トレックを思わせるシーンも多く、
そこはかと漂う昭和の香り!
敵キャラもダースベーダ―みたいだったり、
ロケットとグルートも凸凹感がC3PO&R2-D2を思わせて「スターウォーズ」みたい。
それにしても、メンバーのなかに「植物がいる」ってスゴイですよね。

もうひとつ。
主人公以外は特殊メイクやCGで誰だかわからないにもかかわらず、
何気に誰もが知っているスターをキャスティングしてるのもすごい。
ロケットとグルートの声はブラッドリー・クーパーとヴィン・ディーゼル。
(グルートなんて「アイム グルート」としか言わないのにね)
グレン・クローズ、ベニチオ・デル・トロ、ジョンCライリー、それにゾーイ・サルダナ。
その中で主演のクリス・プラットが、ネームバリューでは明らかに貧弱なんですが、
おバカでチャラくて面白いけど、実はかなり強くて決める時はちゃんと決める。
今求められるヒーロー像がまさに彼なんですね。

ディズニー映画の実写ヒーローというと「ジョン・カーター」を思い出すんですが
主演のテイラー・キッチュは、この年、「バトルシップ」「野蛮なやつら」と
立て続けに3本主演をつとめたのですが、なんか魅力なくて印象激薄。
単なる個人的好みかと思っていたら、案の定、彼はそれ以降たいした役についていません。
それに比べたらクリス・プラットは、あれだけの濃いメンバーに囲まれてキャラ負けしてないし
無名のくせにあのオーラは何なんでしょう。
ちょっとしたら、「クリス」といったら「エヴァンス」「パイン」「ヘムズワース」に並んで
「クリス・プラット」の名前がでることを予言しておきます(ナンチャッテ)

「子ども向けではない」と最初に書きましたが、
100%理解するのは無理としても(私もわからなかった)
余計なエロシーンや残酷なシーンもないから、子どもと一緒でもとりあえずは安心。
スピード感あふれる林完治氏の字幕も高揚感をあおります。
別に何も起きなくても、いるだけで楽しい5人組なので、次回作がホントに楽しみです。