映画「体脂肪計タニタの社員食堂」 平成25年5月25日公開 →まだ観ていません
原作本「体脂肪計タニタの社員食堂」 田中大祐 角川書店 ★★★☆☆
映画のほうは昨日公開なので、週末のTVでは番宣の嵐ですけど、うーん、多分見ないだろうなぁ・・・
文庫本のほうは、ノベライズと思いきや、「原作小説」ということです。
なので、これがそのまま映画になるとは限らないんですが・・・・
まあ、普通に企業PR映画です。
わざわざお金払って見に行く人がいるのかも不思議。
タニタのレシピ本がバカ売れしたのは2年前のことでした。
健康機器会社の営業マンが太ってたら売れるものも売れないじゃない!
と社員食堂のメニューを一新して会社をあげてダイエットしたという話付きで、本は大ヒットでした。
当然ながら類似本がいろいろ出て、ランチは500円のワンコインよりも500KCalの熱量重視へと・・・・
自分で作れない人のために丸の内に「タニタ食堂」なるものまでオープンしました。
もうこれでひととおりブームは終わりかと思ったら、
社員食堂の話を蒸し返して、こんどは映画にするとか。
栄養士役に少しまえにダイエットに成功した優香(彼女はカービーダンスで痩せたんじゃなかったっけ?)
痩せる社員の役はそこそこ有名な崖っぷちタレントを起用してガチで痩せさせるのかと思ったら、
全然知らない人ばかり。
なんとか顔のわかるサケロックの浜野健太はもともとぽっちゃりしているうえに、特殊メークでデブを演出するらしい。
申し訳ないけど、彼が太ろうが痩せようが全く興味起こらないし、そのほかの人たちも然り。
どうやら「見どころ」は、フードコーディネーター飯島奈美さんによる
「めちゃくちゃおいしそうな500KCal定食のビジュアルのようですね.
なんたって、一連のかもめ食堂路線の映画とか、極寒の南極ドーム基地での食事まで
「超グルメ」級に演出してしまった彼女のことですから、美味しそうな絵が目にうかびます。
本のほうは「しっかり出汁をとってその分薄味に」とか
「かみごたえある素材でしっかり噛むことで満腹感と」とか
王道とされていることばかりで新たな発見もなし。
特に想定外の事件やロマンスが起こるわけでもなし。
宇野常寛さんという名前にピンとこなかったんですが、彼は新進気鋭の評論家だそうで、
タニタ食堂のレシピ本で実際にダイエットに成功したそうで、本の「解説」ではその経験を書いています。
結局はなに?
レシピ本を売りたいってことなんですかね?