テレビ映画「ローハイド」シーズン1 平成22年5月28日公開

読んで♪観て♪

懐かしの西部劇「ローハイド」が49年たってDVDが発売され、
それに今日、5月31日は、
このドラマでブレイクしたあのクリンストイーストウッドの
なんと80歳の誕生日なのです!

二つのお祝いを記念して、シネマート六本木で行われたイベントに
参加してきました。
年配のご夫婦中心でかなりの盛況でした。

サプライズゲストはグッチ裕三。
あの有名な主題歌を生で歌ってくれたのですが、
これが、ちょっと我を忘れて興奮してしまうほどの素晴らしさでした。
「ローレン、ローレン、ローレン音譜~」という、あれ、です。
あまりに速くて何言ってるか聞き取れないんだけど、
シャウトするとこなんて、今聞いてもすごく新鮮。
もっとも、西部劇の主題歌って心躍るもの多いですよね。
ダイナショアの「ボタンとリボン」もかなりのハイスピードですが、
クリント・イーストウッドと同年代の母は、これを英語で完璧に歌えるもの・・

読んで♪観て♪

グッチさんは1952年生まれで、
「ローハイド」は「どストライク」の年代だそうです。
この主題歌を夢中になって覚えて、みんなに披露していたのが
この世界に入ったきっかけだったかも、といっていましたが、
それ、納得です。
とにかく心揺さぶられます。
フルコーラス聞いてみてください!


今回は、第1話と2話をスクリーンで観せていただきました。
3D全盛のこの時代に、逆にモノクロの映画は新鮮!
これ、テレビ映画なので、大昔のテレビ画面を想像していたら
あまりにきれいな映像で驚きました。

彼らは南部の複数の牧場主から預かった3000頭もの牛を
約2400kmを100日以上かけて移動させる
「キャトルドライブ」が本来の業務です。

「一日20キロ、というのはうまくいけば、で、
雨の日や風の日でなかなかこうはいかない」


・・・って、移動のさまたげになるのは天候だけじゃなくて、
この一行、毎回必ずなにかの事件に巻き込まれるんです。
(じゃなきゃ、ドラマにならないけれどね・・・)
今日見た分のあらすじは次のとおり。

(第一話) 法にそむいた女
セデリアを目指して牛を移送するフェイバー一行は、囚人護送車と出会う。
囚人たちは脱走を企て、保安官が重傷を負ってしまい、
フェイバーとロディが代わりに護送することに。
更にその護送車を、囚人の仲間が追跡していた…。


第二話) 神の裁き
荒野に立つ教会に差しかかった一行。
そこでは何とロディの親友が結婚式を挙げていた。
彼らは結婚パーティーに招かれるが、そこへ乗り込んできた花嫁の義兄が、
財産目当てに義父を殺してしまった…。


彼ら銃を持ってますから、毎回お約束の銃撃戦。
テンポはかなりのんびりしていて、なんか、子どもころの
「缶けり」や「おにごっこ」の雰囲気なんだけど
ええ~っと思うほど人が死んで、
彼らの立ち去った後には、木の枝で作った十字架のお墓が・・・
これ、強烈な印象だったので、
なんか昔テレビで見た記憶があります。

今見るとストーリーにつっこみどころはありますが、
メンバーのキャラがたっていて、すごく楽しめます。

冷静なボスのフェイバーさん。
若き日のイーストウッド演じるロディは、
ハンサムで足なが~い!!
けっこうチャラいお兄ちゃんなんですね。
でも、こういうの人気がでるんだろうな~
山田康雄の吹替えも若くて、ルパンのイメージないです。

グッチ裕三オススメの料理人のウィッシュボーン。
腕は良いけど、かなりの頑固者なので、
つまんないことで衝突し、これがかなり笑えます。
声優界の重鎮永井一郎が声をあてているのですが
これがスゴイ!上手い!
このとき永井さん28歳ですって。

「まったくたやすいものさ」
なんて、日本語、変ですよね?
この時代のドラマの吹替えって、日本語こなれていないし、
声優のスキルもバラバラなんだけど、
永井さんのうまさは際立っていて、ローハイドの人気を
かなり支えていたのじゃないかと思いました。

それにしても43.4%の視聴率にはビックリです。
このDVDをきっかけに、西部劇人気に火が付くかも、です。

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