「ぼくらの頭脳の鍛え方」 必読の教養書400冊  立花 隆 佐藤 優  文春新書

「ぼくらの頭脳の鍛え方  必読の教養書400冊」(立花隆、佐藤優・著 文藝春秋)

文芸春秋社より、新刊の新書をお送りいただきました。


一般人には想像もつかないほどの読書家のふたりが
あらゆる分野から選んだ壮大なブックリストです。

新刊本からの「オススメ」本ではなく、
むしろ、是非とも自室の本棚に置いて、
自分の頭脳の「外付けハードディスク」として
折りに触れ引用したりして活用するのに耐える本たちです。
(と思いました)

今月2日に亡くなった私の父も、かなりの読書家でした。
ほとんど目が見えなくなった最晩年はつらい日々だったと思います。
最後のメモにも
「読みたい本はウンとある、それができないのがつらい」とありました。
父は生前、
本棚の本は自分の脳みそを開帳しているようなもの。
みっともない本は(読んでもいいから)並べるな。
とよく言っていて、気付くとそれを実践している自分がいました。

この本、最高の「本棚作り」の本だと思います。
あんまり読者を念頭に置いていないみたいな
二人の怪人の対談もおもしろい。
本の買い方とか常識を超えていますね。

生きているありがたさ、
自由に本を読めるありがたさ・・・
いまさらながら実感しました。

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