映画 「今度は愛妻家」 平成22年1月16日公開予定 ★★★★★
ノベライズ 「今度は愛妻家」 中谷まゆみ 竹書房 12月16日発売予定
北見俊介は、かつて売れっ子カメラマンだったが、
今や仕事もせずにプータロー同然のお気楽な生活を送る。
俊介の妻さくらは、大の健康マニア。
健康に関する新聞のスクラップ集めに、毎日注がれるニンジン茶、
そして子作り旅行にせっつかれる日々。
そんな俊介も、クリスマス直前のある日、
さくらに沖縄へ子作り旅行へ連れられることに。
しかし、その日を境にさくらと俊介に微妙な変化が訪れる…。(作品情報より)
映像がカットされて字幕の入るサイレント映画みたいなコミカルなオープニング。
タイトルの「今度は愛妻家」の「愛」の字がコトっと傾いて、
はじまり、はじまり・・・・・
この夫婦、妻のさくらは健康オタクで、かなりのおっちょこちょい。
等身大のアラフォー妻なのだけれど、
夫の俊介は、かなりのダメ夫です。
①タバコすう。 いつも灰皿には吸殻がてんこもり。
②手入れしてない金髪で、残念なプリン状態。
・・・・・もうこの時点で、すでに私はダメ・・・・
③浮気する。いままでに10人以上。
④仕事しない。収入ゼロ。
⑤子どもつくろうというと逃げる。
⑥だらしない。昼まで寝てるし掃除しない。
「お前にカンケーねえだろ!
オレの健康なんて!」
ここまで来ると、トヨエツのビジュアルをもってしても、
ゼッタイ無理だから・・・
この二人の家に、突然前触れもなくヘンテコな訪問者が・・・
なんだ、舞台劇みたい・・・と思ったら、
もともとはこれ、お芝居だったのですね。
その訪問者たちが個性豊か、というか、
インパクト強い人ばっかり。
なかでも、オカマバーのマスター
ブンちゃんは、あの石橋蓮司ですよ!
「フン、差別されなきゃ
オカマやってる甲斐がないワ」
「オカマトークにビビってんじゃないわよ!
なんでも聞きなさい。
なんでオカマになったの?
っていう愚問以外はね」
さくらに心を寄せる「元教え子」の城田優も秀逸!
「さくらさんの夫がこんな人なんて、がっかりだ。
さくらさんがあなたのことどう言ってたかって?
ふふふ・・ボクの手紙は盗み見できても、
さくらさんの手紙は読めないんですよ」
あまりにてんこもりの爆笑コメディに
ついつい注意力散漫になって気づきにくいのですが、
ところどころにちょっと違和感感じるセリフや展開があるんですよ。
そしてそれに気付いて、伏線がするすると回収された時、
普通は「なあるほどねっ」とにんまりするのですが、
この映画では、あまりの切なさに涙がツツーッとこぼれるのです。
ああ・・・そこまで!
いくらネタバレをうたったブログでも、ここまでが限界です。
公開後ならまだしも、完成披露試写会もまだ行われていない時点で
種明かししてしまうのは、もう噴飯ものだと思います。
情報をなるべく入れないで、劇場でぜひ楽しんでください。
同世代のアラフォー夫婦はもちろん、若いカップルや熟年夫婦にもオススメ。
最初のほうのトヨエツ、かなりヒドイので、
「うちの亭主のほうがマシかしら?」
って思いますよ、きっと。
ただ、けっこう下ネタ多いので、子ども連れは☓かな?
もともとが舞台劇のシナリオなので、
わりと芝居がかったセリフ回しなのですが、
「声のいい」役者さんぞろいで、プロだなあって思います。
(ま、当たり前ですが)
特にさくら役、薬師丸ひろ子が 素晴らしいの。
「三丁目の夕日」のお母さん役以来の当たり役といえそうです。
「探し物はなんですか・・」
陽水の「夢の中へ」の鼻歌もとってもいい声で、
最初聞いたときは楽しげに、
でもラストでは(同じ歌なのに)涙にくれてしまいそう。
公開は来年なので、今年の映画にカウントできないですが、
年が明けたら、もちろんまた観るつもり。
で、ブログに書くのは我慢しますが、
観た人たちと、制約なしにいろいろ話したいな!
それまでは我慢、です。
ノベライズ 「今度は愛妻家」 中谷まゆみ 竹書房 12月16日発売予定
北見俊介は、かつて売れっ子カメラマンだったが、
今や仕事もせずにプータロー同然のお気楽な生活を送る。
俊介の妻さくらは、大の健康マニア。
健康に関する新聞のスクラップ集めに、毎日注がれるニンジン茶、
そして子作り旅行にせっつかれる日々。
そんな俊介も、クリスマス直前のある日、
さくらに沖縄へ子作り旅行へ連れられることに。
しかし、その日を境にさくらと俊介に微妙な変化が訪れる…。(作品情報より)
映像がカットされて字幕の入るサイレント映画みたいなコミカルなオープニング。
タイトルの「今度は愛妻家」の「愛」の字がコトっと傾いて、
はじまり、はじまり・・・・・
この夫婦、妻のさくらは健康オタクで、かなりのおっちょこちょい。
等身大のアラフォー妻なのだけれど、
夫の俊介は、かなりのダメ夫です。
①タバコすう。 いつも灰皿には吸殻がてんこもり。
②手入れしてない金髪で、残念なプリン状態。
・・・・・もうこの時点で、すでに私はダメ・・・・
③浮気する。いままでに10人以上。
④仕事しない。収入ゼロ。
⑤子どもつくろうというと逃げる。
⑥だらしない。昼まで寝てるし掃除しない。
「お前にカンケーねえだろ!
オレの健康なんて!」
ここまで来ると、トヨエツのビジュアルをもってしても、
ゼッタイ無理だから・・・
この二人の家に、突然前触れもなくヘンテコな訪問者が・・・
なんだ、舞台劇みたい・・・と思ったら、
もともとはこれ、お芝居だったのですね。
その訪問者たちが個性豊か、というか、
インパクト強い人ばっかり。
なかでも、オカマバーのマスター
ブンちゃんは、あの石橋蓮司ですよ!
「フン、差別されなきゃ
オカマやってる甲斐がないワ」
「オカマトークにビビってんじゃないわよ!
なんでも聞きなさい。
なんでオカマになったの?
っていう愚問以外はね」
さくらに心を寄せる「元教え子」の城田優も秀逸!
「さくらさんの夫がこんな人なんて、がっかりだ。
さくらさんがあなたのことどう言ってたかって?
ふふふ・・ボクの手紙は盗み見できても、
さくらさんの手紙は読めないんですよ」
あまりにてんこもりの爆笑コメディに
ついつい注意力散漫になって気づきにくいのですが、
ところどころにちょっと違和感感じるセリフや展開があるんですよ。
そしてそれに気付いて、伏線がするすると回収された時、
普通は「なあるほどねっ」とにんまりするのですが、
この映画では、あまりの切なさに涙がツツーッとこぼれるのです。
ああ・・・そこまで!
いくらネタバレをうたったブログでも、ここまでが限界です。
公開後ならまだしも、完成披露試写会もまだ行われていない時点で
種明かししてしまうのは、もう噴飯ものだと思います。
情報をなるべく入れないで、劇場でぜひ楽しんでください。
同世代のアラフォー夫婦はもちろん、若いカップルや熟年夫婦にもオススメ。
最初のほうのトヨエツ、かなりヒドイので、
「うちの亭主のほうがマシかしら?」
って思いますよ、きっと。
ただ、けっこう下ネタ多いので、子ども連れは☓かな?
もともとが舞台劇のシナリオなので、
わりと芝居がかったセリフ回しなのですが、
「声のいい」役者さんぞろいで、プロだなあって思います。
(ま、当たり前ですが)
特にさくら役、薬師丸ひろ子が 素晴らしいの。
「三丁目の夕日」のお母さん役以来の当たり役といえそうです。
「探し物はなんですか・・」
陽水の「夢の中へ」の鼻歌もとってもいい声で、
最初聞いたときは楽しげに、
でもラストでは(同じ歌なのに)涙にくれてしまいそう。
公開は来年なので、今年の映画にカウントできないですが、
年が明けたら、もちろんまた観るつもり。
で、ブログに書くのは我慢しますが、
観た人たちと、制約なしにいろいろ話したいな!
それまでは我慢、です。