vol.26 あえて宗教のこと | 国際結婚のブログ・国際恋愛から真剣交際、結婚へ。未来を創造するための婚活エッセンス

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2010-04-12 15:16:05

今日のテーマは少し重たいでしょうか?

ずっとずっと『書きたい!』と思っていたのですが
テーマがテーマなのでどうしたらうまく伝わるか
半年以上考えていました。

登録された女性からも男性からもよくある質問なので
この“宗教”について、みなさんと考えてみたいと思います。

ここからが本題です。
↓ ↓ ↓
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アメリカでも個人的な会話の中でタブーとされる項目は
日本と同じです。
■ 宗教的信条
■ 政治的思想
■ 個人のサラリー など

今日のテーマは“宗教について”です。
とはいっても
宗教論争を展開するわけではありません。

それぞれが持つ宗教的信条に敬意を払うということが大前提で
且つ、
日本人として
海外で暮らしながら“宗教観の違い”にどのように対応していったらよいかを
みなさんと考えていきたいのです。

私は他の多くの日本人と同様
宗教についてのこだわりがほとんどありません。

実家には仏壇と神棚があり、
子供の頃から
日曜学校に通った経験はありませんが
クリスマスのときだけ、
“なんちゃってクリスチャン”に成りすまし
お菓子が貰えるという甘い言葉に誘われて
近所の教会に行った経験があります。

正月には玄関にしめ縄を飾り
お彼岸やお盆には先祖のお墓参りに行きます。
初詣は氏神様にお参り。

それは年に一度だけで
日常的には特に信仰ということはしていません。
ただし、苦しいときにだけ
“神様お願い!”と都合よく神頼みをします。
(その神様が何の神様かは自分でもよくわかっていません。)

日本での結婚式は父の希望で
神前式でしましたが
ドレスも着たいと洋装も選びました。

母はキリスト教系の学校を出たらしいです。
時々、思い出したように昔習ったという賛美歌を鼻歌交じりに歌いますが
たぶん、クリスチャンの学校に行っていたのは
母の時代には、ファッション的な感覚だった?のかもしれません。
母はバイブルを勉強したにもかかわらず
八百万の神がいると信じています。

と、いうように私は
ごく一般的な家庭に育ち
日本人的あいまいな宗教観に
違和感を覚えたこともなく
今日まで平和に暮らしてきたのです。

ところが
国際結婚の仕事をスタートしてから
いろいろな国の方々とかかわるようになって
宗教観の違いについて真剣に考えるようになりました。

まず、男性からよくリクエストされること

クリスチャンの男性(特にカソリック)
『クリスチャンの女性を希望します。』
『うーん。探してみます。』

ジューイッシュの男性
『ジューイッシュを理解してくれる女性を希望します。』
『えーっと、日本では
ジューイッシュという言葉自体知らない人も多いかもしれません。(汗)』

モスリム(イスラム教)の男性
『モスリムの女性をお願いします。』
『日本人のモスリム人口は非常に少ないのですよ。
モスリムの女性にはこれまでに会ったことがないくらいです。(汗)』

と、言う具合に
やはり、結婚となると
自分と同じ宗教的信条を持った女性
あるいは
そういう自分を理解してくれる女性
そしてその宗教について
学ぶ意思のある女性が求められるのだということ。

反対に
登録を希望する日本人女性からは

『できれば宗教に厳しくない男性。』
『日曜日に教会に行かなくても許してくれる男性。』
『自分の宗教を強制しない男性。』

というリクエストが多いのです。
私も結婚相手を選ぶとしたら(既に結婚しましたが)
できれば宗教色の薄い男性を選びたいと思います。

男性と女性の宗教観が違うため
これらのリクエストに板ばさみになる私。

男性に対しては
冒頭に示した私自身の宗教観を例に出して
これが一般的な日本人の宗教観ですと説明します。
(英語で説明し、相手が理解するのはかなり困難ですが。。。)

本当は
『あなたがあなたの宗教に沿った結婚相手をお探しであれば
そういう宗教専門の紹介所の門戸をたたいてはいかがですか?
ここは日本女性を専門にご紹介する紹介所なんですよ。』
と、言いたいのですが
さすがに、そんなことは言えないのです。

そのかわりに
『一般的日本人は宗教に関してかなりフレキシブルです。
あなたの宗教観を学ぶ姿勢はありますから
安心してください!』
と、答えます。

そして外国人男性を結婚相手として希望される女性にも
外国人の求める宗教観について
理解していただきたい、という理由もあり
今回メルマガにこの重たいテーマを選んだという次第。

『日本人女性のみなさーん、
あなたの選ぼうとしている西洋の殿方は
日本人とは異なる宗教観をお持ちですよ。
それを受け入れる準備はありますか?』

と、声を大にしてお聞きしたいのです。

実際に、これまでKaiwa-USAを通して結婚された
幸せカップルのほとんどは
男性側の宗教観に沿って
日曜学校に行ってみたとか
クリスチャンの洗礼を受けたとか
バイブルスタディーを始めたとか
生まれた子供もキリスト教にちなんだ名前をつけたとか
宗教を前向きに生活に取り入れていらっしゃる。

男性のお父様やお母さま、家族も含め
クリスマスやイースターなど
宗教的行事楽しんでる方も多い。

彼の宗教を学ぶことで
家族が円満になるなら
それはそれでといことだ!
と、大きな心で受け入れてることが
幸せの鍵なのかな?とも思います。

逆の立場を考えてみてください。
もしも私が、
オットとともに日本に住んでいたとして
お盆やお彼岸のお墓参りに
オットだけが宗教が違うと言う理由で
頑なに行事に参加しなかった場合、
両親や兄弟姉妹はちょっと寂しく思うでしょう。

私たちの結婚式は私の父のリクエストで
神前式を選びましたが
オットとオットの両親も参加してくれて
思い出深い結婚式になりました。
オット側の家族の理解があってこその実現に
感謝しています。

もうひとつ

国際結婚を希望していらっしゃる方に
宗教についてのワンポイントアドバイスがあります。

プロファイルに
ご自身の宗教について記入する箇所がありますが
そこには
もちろん、ご自身の信ずる宗教を記入していただきます。

もしあなたが
私のように一般的な宗教観をお持ちであれば
仏教、神道、などと記入した上で
『私は宗教に関してはフレキシブルです。』
『私はあなたの宗教を学ぶ姿勢があります。』
というように補足を入れてみるのもいいと思います。

ちなみに
クリスチャンやジューイッシュの男性で信条が異なるとしても
女性が仏教や神道という明確な信条を持っていると
信頼できる、道徳心がある、教育レベルが高いと
尊敬されることも多いのです。

それでも
『私は絶対に厳しい宗教観は嫌だ!』という場合は
そのことをはっきり書いておいてください。
それを見た男性が
あなたを選ぶかどうかを判断すると思います。
(ただし、あなたにとってのチャンスは減少するかもしれません。)

また、
ごく一般的な宗教観であるにもかかわらず
無宗教、無神論者という意味で
“Atheist”
“Skeptic”
とプロファイルの書いてしまうと
男性はあなたに興味を示しにくいようです。

在米生活の長いメンバーの女性で
『私は本当に無神論者なんです。』
という方がいらっしゃいましたが
初めて会う男性には
『私は“Atheist”です。』とは言わないそうです。

相手のパーソナリティーやバックグラウンドをよーく観察した上で
宗教観と人間関係のあり方を考えて
自分の宗教観を相手に伝えるかどうかを自分で判断する。
と、おっしゃっていました。

また、最近よく耳にする“Spiritual”という言葉は
好む男性とそうでない男性がいます。
特に、エデュケーションレベルの高い方に多いのですが
スピリチュアル=科学的に証明できないもの、根拠の無いモノ
と疑う人たちもいることを覚えていてください。
そういう男性方には
『あなたの星座は?』とか
『あなたの血液型は?』という質問もしない方がよいかもしれません。

もうひとつ補足として。。。
以前、プロファイルの宗教欄に
『私はクリスチャンです。』と書いている女性がいらっしゃいました。
日本人にしては珍しいと思っていましたが
その女性には
男性からの問い合わせがかなり多かったことを記憶しています。

いずれにしても
結婚相手を探す際に
男性は女性の宗教観を
チェックポイントとしてみているということは確かです。

あなたも
これから結婚のお相手を探す際に
男性のプロファイルを見て、
自分の気に入った男性の宗教観に注意を払ってみてください。

その男性と交際をしてみて
お互いのパーソナリティーもOKだとしたら
タイミングを見て(空気を読んでですよ。)
相手の宗教観と自分の宗教観についても
いろいろなKaiwa (会話) をしてみてください。

おふたりの前向きな答えが出ますように!

■ 今日のまとめ■
●日本人と外国人の“宗教観は全く違うということ
●国際結婚はお互いの宗教観をも受け入れるかどうかの選択であるということ
●お互いの宗教観を尊重することが平和な家庭の鍵であるということ
●自分がフレキシブルだとチャンスが多いということ


【編集後記】
幸か不幸か?
私のオットもオットの家族も
宗教には全く関心の無い人たちで
一応
儀式的にクリスマスなどはしますが
毎週日曜日に教会に行くということもありません。

ちょっとスピリチュアルをかじっている義母は
私がZEN(禅)の国からきたということで
興味シンシン。

私はというと
あの、ゴスペルの音楽を学んでみたい!という理由から
教会に通ってみたい!とひそかに考えています。
やはり、なんちゃってクリスチャンの域を超えない
不純な動機。

世界は家庭という小さなユニットでできているから
家庭が円満であることがイコール
世界の平和のもとなのかもしれません。

異なる宗教が出会ってもお互いが理解し合えれば
宗教戦争もなくなると信じます。
Peace!


Naoko : 国際結婚の幸せプロデューサー
アメリカ国際結婚・婚活サポート