9月23日(土)24(日)の1泊2日で四国に行ってきました。

真言宗の尼さんで四国遍路の先達(せんだつ)をされている
福田恵峰さんが講師の「おきらく遍路塾」に参加するためです。

先達さんというのは他の人より先に業績・経験を積んで他の方を導く
立場の案内人さんの事です。



開催された場所は果樹オーナーの宿 碧(あおい)さん


〒771-5172 徳島県阿南市吉井町片山12
TEL/FAX:0884-25-0267
e-mail:aoi-kajyu@mb.pikara.ne.jp

果樹園を経営されていてもともと遍路宿ではなかったそうです。
でも近隣の遍路宿がどんどん閉まっていき、歩き遍路の方が
困っているということで受け入れるようになったとのこと。

確かに遍路宿にしてはとってもおしゃれ
部屋にテレビはありませんでしたが、リゾートコテージみたいです。

四国八十八か所の20番鶴林寺(かくりんじ)21番太龍寺(たいりゅうじ)
22番平等寺(びょうどうじ)の真ん中あたりにあるお宿です。
歩き遍路の方にはとてもお勧めです。


こちらがお部屋。

右側にソファーがありますが荷物が置いてあったので
撮ってません。
とても寝心地いいベッドでしたよ。
部屋の中にバスもトイレもあります。

なんといってもおもてなしの心が本当に素晴らしくて
用事がなくても泊まりたくなる素敵なお宿でした。

 

さて、話を戻しまして、おきらく遍路塾です。
1日めはお遍路の事を改めて学びました。

今回講師をされた福田先達は、他と比べると若手の先達さんです。
(若く見えるけど私よりは年上ですよ)
ひとり歩き遍路を週末にされながら、ものすごい人脈をお持ちの、
四国遍路界でのある意味有名人。

私は福田先達とは、Facebookでこのイベントを知ってから
友達リクエストさせて頂いたばかり。
なかなかお遍路についてじっくり教わる機会などほぼないので
これはいかなくては!と即決でした。

しかも、同室にして頂いて、夜中までなかなか聞けない裏話まで
たっぷりと聞かせて頂いたのでした。
幸せ者です♥


参加されていた方は皆さんキャリアもバラバラ。
ずっと歩き遍路されている詳しい方もいれば、そうでない方まで。

ここで教わったお遍路の話は、ブログでご紹介させていただきますね。

さっそくひとつだけ、ご紹介。

笈摺(おいづる)」と「判衣」が違うってご存知ですか?

「おいづる」というのは白衣(びゃくえ)ともいい、
死に装束(しょうぞく)のことです。

厳しい旅が続く巡礼中は死と隣り合わせであるから、
どこで死んでもそのまま葬ることが出来るように死に装束を着て巡礼するのです。


こういう背中に「南無大師遍照金剛」と文字が入ってる白い道中着です。

そして「判衣」というのは


↑昨年の逆打ち遍路参加者の野村さんから頂いた写真

すべての札所で印を押してもらった白衣
棺桶に入るときに着せてあげたり、一緒に入れてあげると
お参りの功徳を持って極楽浄土へ旅立てるといわれています。

この判衣は、来て巡礼してはいけないそうです。
あの世に旅立つときに着るものだからです。

気にしてなかったのですが、改めて学んでそうだったのかーと
驚いてしまいました。

こんな気付きがいっぱいあったお遍路塾。


講座の様子

・お遍路の歴史について
・お遍路で必要な道具について
・お遍路でのマナーについて
・お遍路であげるお経について

そして全員で読経して、講座は終了。

講座のあとは、皆さんがお接待でお持ちになった
スイーツを頂きながら
質問タイム(これがまた楽しかった)



 



こちらが囲炉裏での夕食の様子
徳島の郷土料理のそば米汁(かな?)
がヘルシーでほんとに何倍でもいけちゃう(笑)
山菜料理もどれもおいしくて。私好みです。

そして、ブラタモリの高野山特集の3回目が始まり、
先達さんのさらなる解説を聞きながら、贅沢な高野山を学びました。

先達さんは高野山で得度されてますので、高野山の事もお詳しい。
テレビに出て解説されてた方とも仲良しなんですって。さすが。


わいわい食べてるところ。
手前に写ってる美人はこのお宿のおかみさん。原恵美さん。
本当にオーラがキラキラしていて、人の悪口も言わないし、
とっても素敵な方で大ファンになっちゃいました。

そして、次の日は初めての歩き遍路に挑戦です。

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引用元:おきらく遍路塾 前編