この前にいきました関西のお参りについて、順番に書いていこうかなと思います。
まずは、摂津国一の宮の住吉大社です。
私が関西在住時代に、大変お世話になった神社です。
その話は以前のブログで書きました
今回、久しぶり(といっても1年ぶりくらいでしょうか)に、ひとりでお参りに来ました。
住吉大社境内の案内図が新しくなっていました。
しかも、「パワースポット!」というような手書きの案内があちこちについています。
確かに重要な場所だけど、こんな風に書かれてしまうのはどうなんだ・・・とちょっと正直、複雑な気分になりました。
やっぱり商売上手な大阪ですね。パワースポットブームにあやかって参拝客、崇敬客を増やそうということなのでしょう。
新しくなった太鼓橋です。
この角度がなんとも急でして、しっかりと渡らないと危ないです
この太鼓橋も「パワースポット」マークがついていました。
住吉大社公式HPによると、神さまに近づくのに罪や穢 (けが) れを祓 (はら) い清めるためです。反っているのは、地上の人の国と天上の神の国とをつなぐ掛け橋として、虹にたとえられていました。
とありますが、秋になるとこの太鼓橋の上で「観月祭」といって、神主さんたちが和歌と俳句を詠まれるお祭りが行われるのです。
夜、お月見をしながら俳句を詠むなんて、なかなか粋ですね
そしてお手水で清めてから、鳥居をくぐって境内に入ります。
今回私が自分で撮ってきた写真とともに、お楽しみください。
住吉大社は境内が広く、摂社末社の数も半端ないです!
でもとにかく、一番にお参りするのは、主祭神である、住吉三神と神功皇后にお参りします。
こちらが、第一本殿です。
こちらは第三本殿と第四本殿
住吉大社さんは
この様に、第一本殿から、第三本殿まで、まっすぐに社殿が並んでいる住吉大社だけのめずらしい配置です。
そして第四本殿だけ、第三本殿の右側にあります。
これは住吉三神が第一本殿から、第三本殿に一神ずつ祭られているんですね。
第一本宮: 底筒男命 (そこつつのをのみこと)
第二本宮: 中筒男命 (なかつつのをのみこと)
第三本宮: 表筒男命 (うわつつのをのみこと)
第四本宮: 神功皇后 (じんぐうこうごう)
息長足姫命 (おきながたらしひめのみこと)
となっています。
この住吉三神のあらましは、日本書紀によると、
伊邪那岐命が、火神の出産で亡くなられた妻・伊邪那美命を追い求め、黄泉の国(死者の世界)に行きます
しかし、妻は見るに耐えない姿に変わっており、つれて帰るどころか、逆に汚れを受けてしまいます。
そして逃げて帰ってきたとき、汚れを清めるために海に入って禊祓いしたとき、
住吉大神である底筒男命 (そこつつのをのみこと) 、中筒男命 (なかつつのをのみこと) 、表筒男命 (うはつつのをのみこと) が生まれました。
というお話です。
神功皇后 が祭られている経緯は、新羅 (しらぎ) に出兵の際、住吉大神の力を頂き、新羅遠征により、大いに国の安定を築くことができたため、住吉大神のお告げによって、この住吉の地に祭られることになったそうです。
住吉三神と同格にご本殿として祭られているのがすごいですね。
さて、今回、自分で写真を撮らせていただきましたが、第一本殿の右上の方が白く写っているのがわかりますか?
これは神さまのエネルギーが写りこんでいるのだと(勝手に)思っています。
そうやってみると、第三本殿の方も屋根をみると、白くなっていますね。
決してカメラのレンズが汚れていたわけではありません
この後、他の写真にも不思議なオーブや光が写ってる写真がありました。
自分が撮ってるときにははっきりとはわからないのですが、帰ってきてじっくりみて、びっくりしました。
ご本殿の参拝が終わったら、住吉大社の地主神ともいわれる、大海神社にお参りしましょう。
住吉大社の北側に西向きで鎮座していて、昔は海がすぐそこまで来ていたと思われます。
お祭りされている神さまも、豐玉彦命、豐玉姫命という、海の神さま
また、大綿津見命(おおわたつみのみこと)や玉依姫命という説もありますが、この神々の海の神さまです。
住吉大社が漁業の神といわれるのは、この「大海神社」のお力が大きいのではないでしょうか。
でも実は、海の神だけではない星の神も関係しているようです。
夜、海に漁に出ると、星をみて、方位などを予測していたからでしょうか。
次に、大事なのは、五所御前
住吉大神が降臨された場所ということで、高天原ともいわれたりします。
こんな案内までできていて、びっくりです。5年前にはこんな目立つ案内はありませんでした。
こんな木が植えられている場が、神さまが降臨された場所だそうです。
こういう場所は要チェックです。しっかりとお参りしましょう
お参りした後は、「五大力」の石集め
この玉垣の中に小石がいっぱい敷き詰められていますが、その小石に「五」「大」「力」と書かれてあるものが混ざっていて、「五」「大」「力」を3つ集めて、お守り袋(社務所に売ってます)に入れて持っておくと願いがかなうといわれています。
私も探してみましたら、あっというまに3つそろいました。
昔はなかなか見つけられず、20分くらいかかったものです。。。
どうも願いが叶った方が、返しに来られるとき、結構手前の目立つところにお返しされたからかな。
私はもう持って帰ることはせず、写真だけ撮って、すぐお返ししました。
他にも大事な場所はいろいろありますが、最後に、楠珺社(なんくんしゃ)の御神木の「夫婦楠」(めおとぐす)をご紹介。
木の上の方に、たくさんいろいろ映ってます。
確かにパワーすごーくありました。
ご神木もみつけたら、手を合わせるといいですよ