上記のヨウ素131の線量11,2μSv/hとヨウ素132の線量0,2μSv/hを見て、おかしいと思いませんか?
(ヨウ素132の半減期が約3日になっていますが、明らかに約2時間の間違い)
http://periodictable.com/Isotopes/053.132/index.p.full.html
何故、中性子が1個多いだけのヨウ素132の線量がヨウ素131の線量の1/56になるのでしょうか?
小出氏は、ICRPの実効線量係数を用いて計算しているので、このような数値になったのでしょう。
ヨウ素131の実効線量係数 0,02(μSv/Bq)
ヨウ素132の実効線量係数 0,00031(μSv/Bq)
http://www.nirs.go.jp/data/pdf/i14_j1.pdf
一体、どうやって計算したのか知りませんが、中性子が1個多いだけで、体内動態がそれほど変わるものでしょうか?
むしろ、ヨウ素132(β崩壊)の半減期は約2時間だから、線量は高くなるはずです。
何か臭いますね。
そこで、ヨウ素132の親核種を調べてみると、なんと、あのテルル132ではありませんか!
テルル132と言えば、CTBTのデータで、ヨウ素131の約2倍観測されていた核種です。
http://www.cpdnp.jp/pdf/110518Takasaki_report_May15.pdf より抜粋
ヨウ素132とテルル132を合わせると、ヨウ素131の3倍ほど存在していたことがわかります。
ICRPの実効線量係数など、全く当てにならないと思いますので、ここでも初期被曝が過小に見積もられている可能性があります。
ちなみに、テルル132(半減期3,2日)はβ崩壊してヨウ素132になり、更にβ崩壊してキセノン132になるので、ヨウ素131よりも身体への影響が大きいのではないでしょうか?
http://periodictable.com/Isotopes/052.132/index.p.full.html
ヤブロコフ博士や多くの識者が言うとおり、線量で被曝量を測ることなど何の当てにもならないということです><