私が「はだしのゲン」を読んだのは小学5年生の時で、その時、不思議に思ったことあります。
何故、戦争に賛成する人々が大半だったのか?
実は、心の中では「戦争なんかするもんじゃない。」と思っていたのでしょうか?
私は「はだしのゲン」を読む前から、「戦争なんかするもんじゃない。だって死にたくないもん!」と思っていましたけどね。
あの当時と全く同じことが、今の日本で起きているような気がします。
当時よりは全然マシだけど、まだ原発に反対する人が半分くらいしかいませんよね。
放射能による健康被害を懸念する人は、もっと少ないように思います。
それとも心の中では「放射能による健康被害は間違いなく起る。しかも、かなりの確立で!」と思っているのでしょうか?
「放射能なんか心配しなくても大丈夫!」と思っている人は「周りの人は健康を害しても、自分だけは害されない。」と思っているように見えます。
私は極度の恐怖症人間だから、「東京でさえも生活出来ないだろう!」と思うけど、関東の大多数の人は何とも思っていないのでしょうか?
60歳で癌になったら「寿命かな?」と思うけど、40歳や50歳で癌と宣告されたら、私だったら「うわ~!!!放射能が原因じゃないの?もっと防御しておけば良かった・・・。死にたくないよ~~。」と絶対に後悔すると思います。
そう考えると、関東・東北の皆さんは「20年後なら癌になって死んでも構わない。」と思っているのでしょうか?
実際、どれくらいの人が癌や心臓病で死ぬのか解りませんが、チェルノブイリの例を見れば、相当な数の人間が放射能障害で死んでしまうことが想像できます。
仮に、今後日本で1000万人が放射能が原因で死ぬとすると、関東・東北で5人に1人が死ぬことになります。
100万人としても50人に1人です。
それとも1000人くらいしか死なないのでしょうか?
それだと5万人に1人だから、心配しなくても良いと思います。
まあ、最後は個人個人が、この原発事故をどう捉えるか?であって、どうするかは個人の勝手なんですけどね・・・。
放射能恐怖症の人は、食べて応援して死んだ人を「だから言ったのに・・・。」と思い、放射能安全派の人は私のような人間を見て「心配しすぎ、バカじゃないの?」と思うんでしょうね。
あの戦争から67年。
日本人が「命の問題をどう捉えるのか?」が問われていると思います。