ロゴレイクで地元っ子と行水 | 生ビ,いつもハッピー! 世界一周編

ロゴレイクで地元っ子と行水

さて、ハイクという村に到着したわけだが、村はとっても狭い割に何もない・・・。果たして夜まで時間をもてあますかと思っていたところ、バスで乗り合わせたフレンチカナディアンのサイモンってやつが村外れにある湖で行こうと誘ってくれた。


こいつは底なしにやさしいやつで笑顔を絶やさない。こっちまでなんかウキウキしてくるような笑顔パワーを如何なく見せつけられた。あぁなりたいねぇあっしも。

バスでは一言も話さなかったわけで、それでもその笑顔にコロリとやられ、地元っ子数人を引き連れ散歩に出かけた。

ちなみにこのサイモン、この後ケニア入国までたびたび出くわすことになる。


生ビ,いつもハッピー! 世界一周編-P7280533

いやーん、撮らんといてぇ。未舗装の田舎道を地元っ子とふれあいながら歩く


首都のアジス・アベバとは違い、ここハイクの人達はピュア。カメラ向けると、恥ずかしがる子がいたり、写りたがる子がいたり、さらには逃げまどう子、泣き叫ぶ子といろいろな反応が見られる。

「悪い子はいねがぁ!?」

とでも言ったらみんな泣いちゃったかもな。


前にも書いたが、この時期のエチオピアは雨季。オレが訪れたとき、ハイクでは雨は降っていなかったが、ジャケットを羽織って歩くくらいの気温だった。

そして山々の間に広がるエチオピア第2の大きさだというロゴレイクに辿り着いた。村の中心から歩いて30分と行ったところだろうか。軽い運動にはお手頃な散歩コースだった。


さーて、写真も撮ったしそろそろ帰ろうか?

と、おもむろに服を脱ぎだすサイモン。サ、サイモン!オレにはその気はないぞっ!


そう、忘れてはいけない、サイモンはカナダ出身なのだ。多分オレがジャケットを必要とするくらいの寒さはあいつにとっては汗ばむ暑さなのかもしれない、というかそう思いたい。

そしてオレの番がきた。なぜオレの番かと言うと、ふと目を向けると一緒に来てた地元っ子達もすでに脱ぎ脱ぎし始めてるじゃないか!?


ふーん、行くかオレ。行く?よし、行く!

ま、今まで寒くなきゃってか寒くても大体水という水には入ってきたしね、この湖もオレを呼んでるような気もしないではないしね。


生ビ,いつもハッピー! 世界一周編-P7280548

で、行っちゃいました、行っちゃいました。やっぱり気持ち良かった!
地元っ子はよくこの湖で泳ぐらしく、しかしそのくせ泳ぎには自信がないらしく、我々がちょっと足のつかないところまで泳いでいくと「ダメだダメだ!そっちは危ないぞ!」と、電気ウナギかワニでも出たのかと思うくらい血相を変えて注意を促してくるのだが、その横ではちび地元っ子がちんちん丸出しの生まれたままの姿ですごいダイビングを決め込んでいた。

お前ら、あの子を見習え。


生ビ,いつもハッピー! 世界一周編-P7280536

帰りはもちろん、ずぶ濡れおパンツの上からズボン履いてTシャツ着てってなったわけだが、やっぱり泳ぐのって最高!


ズボンの股間部分をびしょ濡れにし、あらら、いい歳して我慢できなかったのかしら、と思われてもしかたのない見てくれのまま歩いて宿へ戻り、明日へのバス戦闘に備えるカイだった。