福島市と相双地方を結ぶ道路は、主要なもので3つあります。
霊山を通って相馬市に至る中村街道(国道115号)。
川俣から飯舘を通って原町市に至る原町川俣線。
川俣から浪江津島を通って浪江町に至る富岡街道(国道114号)。
相馬市の経営者交流会に向かうのには、久しぶりに中村街道を通りました。
そして、原町市からいわき市に戻るために、これもまた、久しぶりに原町川俣線を通りました。
飯舘村は、原発事故の影響で、一部が帰還困難区域となりました。
原町川俣線が通るエリアは、居住制限区域となっています。
原町川俣線の交通量は多く、道路から見える山々は紅葉が色づいてとてもきれいでした。
しかし、景観の素晴らしさとは対照的に、飯舘村の状況はとても厳しいと思います。
原発事故の過酷さをひしひしと感じます。
管元首相や小泉元首相が脱原発を説いていますが、安直・拙速な原発再稼働ではなく、未来を見据えた責任ある政治判断がなされることを望みます。
私は、脱原発、原発に依存しない日本を実現すべきだと思います。
私は、飯舘村にもたくさんの思い出があります。
県職員の振り出しが福祉関係の仕事でしたが、飯舘村の担当となり、1年間に渡り、毎週少なくとも1回は村内全域を巡回して、家庭訪問をしていました。
村の北部から南部まで回ると、まる1日たっぷりとかかりました。
現在、その南部は帰還困難区域となっています。北部も居住制限区域です。
身にしみて、原発事故が招いた結果の重大さを感じます。
飯舘を通り、川俣を通り、UFOの里・飯野町は千貫森公園に寄りました。
先日は暗い時に来て、何が何だか分かりませんでした。
今回は、遠くの景色もよく見えました。
残念ながら、UFOは写っていないようですね。
でも、紅葉はきれいです。