今日は、小名浜港に行ってきました。
私は、県の職員を辞める直前は港湾関係の仕事をしていました。
土地使用や道路通行など港湾・漁港の許可申請を処理したり、小名浜港のテロ対策などを担当したりしていました。
テロ対策とは、国際条約に基づくもので、アメリカの911テロに起因するものです。
テロ対策、セキュリティ管理が適切に行われていない港を経由してきた船舶は、場合によっては次港で入港拒否されることもありうるため、国際港は自港のセキュリティを厳格に管理し、利用者である船舶の航行に支障を来さないようにしなければなりません。
実施根拠となる国際条約は、通称「SOLAS(ソーラス)条約」というもので、船舶や海上の安全をトータルに規定する内容です。
この条約制定のきっかけは、あのタイタニック号遭難ということです。
タイタニックから911と、時代とともに役割を広げ、たいへん由緒のある条約ですね。
小名浜港も国際貿易港として、SOLAS警備体制をとっており、3・4・5・6・7・藤原・大剣の各埠頭で警備員さんが24時間体制で警備しています。
先日実施されたいわきサンシャインマラソンでは、その姿をご覧になった方もいるかもしれません。
私自身は、警備員さんの報告を受ける側でしたが、最も身近に接していたため、警備員さんの大変さは身にしみて良く分かります。
今日は、お世話になった警備員さんに久々にお会いしました。
3~7号埠頭を担当する主任さん、藤原・大剣を担当する主任さん、その他の警備員の皆さん、いずれもお元気で安心しました。
まだまだ寒い日が続きますので、これからもお体にはお気をつけてください。