『唯一生き残るのは、変化できる者である』 | 介護経営コンサルタント伊谷の『千思万考』

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介護事業専門コンサルタントの伊谷俊宜です。
日々のコンサルティングの中で気づきを随時発信していきます!

こんにちは!

介護経営コンサルタントの伊谷(いたに)俊宜です。

最近めっきり涼しいので、すっかり油断してましたが、
また急に暑くなりましたね。

「秋の到来を感じつつ、夏への淡い寂寥を覚える」

四季のある日本に生まれ育って良かったと感じるときでもあります(^^)

さて、今回のタイトルは、進化論で有名な、
チャールズ・ダーウィンの言葉より引用しました。

It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is the most adaptable to change.

日本語訳では、

最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である


どんなに強くても、どんなに賢くても、環境の変化に適応できなければ生き残れない。

これは、デイサービスなど介護事業にも当てはまりますよね。

デイサービスの数は、平成27年4月時点で全国に4万件以上あります。
全国のコンビニの数が、約5万件なので、比較するとその多さがわかりますよね。

平成24年時点で、デイサービスの数は約3万件でしたので、
この3年間で1万件以上増えたことになります。

先日ある地域を調査したところ、デイサービスの充足率は、

なんと約470%!!

これは、一人の利用者を4.7施設で奪い合っているという事です。
稼働に苦しむ施設が増えるのも当然ですよね。。。

そして今回平成27年の介護保険改正で、デイサービスの報酬単価は大きく引き下げられました。

この影響で、残念ながら事業を閉鎖するところも増えています。

このデイサービス苦難の時代をどのように生き残るか?

答えは、ダーウィンの言葉にあるように、「変化すること」にあると思います。

「今までのやり方を全て投げ打って、一から作り直す」

そんな必要もあるかもしれません。

これが、言葉にするのは簡単ですが、実に難しいわけですよね。

誰もが、「変わらないことが心地よい」という気持ちを持っています。

介護現場でも、

「今まではこうだった!」
「このやり方でうまく出来ている!」
「この地域では、そのやり方は合わない!」


このような言葉が飛び交っていますし、私も現場にいたころ良く使っていました。

しかしながら、今回の改正内容からもわかるように、介護保険財政は待ったなしの状況で、

「間違いなく、国は本気!」

なわけですよね。

これまでのやり方を部分的・全面的に変える姿勢が必須でしょう。

心の中にある、「変わりたくない」という気持ち。

この気持ちに打ち勝って、変わる勇気を持つことが、
生き残るための最大のポイントと言えます。

そのためにも、

「何のためのリハ?」
「何のためのレク?」
「そして、何より誰のためのサービスなのか?」


このような本質の部分をもう一度振り返り、コンセプト・サービスを練り直し、
「変化を恐れない事業所」にしていくことが大変重要ですよね。

このあたりをもう少し深堀してお話していきたいと思います。

では、また!



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