サラリーマンで終わる人と起業家になれる人のたったひとつの違い。 | 上海在住10年・億超え企業経営の須野テツが教える海外起業への最短距離

上海在住10年・億超え企業経営の須野テツが教える海外起業への最短距離

「海外起業」って難しそう?いえ、ビジネス・商売の基本は世界中どこでも同じ。秘伝のスパイスをパパっとふりかけるだけで外国人にも売れるようになります。1日で2億935万円を売った須野がひとつひとつ分かりやすく伝えます。

家庭菜園をはじめようと思い、
家の中にスペースをつくりました。


といっても、窓際にちょこっとプランターを置くだけですけどね^^;


で、プランターと、土と、肥料と、
あとタネも必要だし・・・


ん?土ってどこで売ってるんだ?
その辺の土持ってくるんじゃダメなのか?

ってか農薬いっぱいっぽいからな・・・
やっぱり買おう。

でも売ってるところが分からない・・・


うーん日本で買ってくるしかないのか?
でも土って持ち込み禁止だよな・・・


ってかタネは日本のほうがよさそうだな。
でもこっちの土に合うかどうか分からないし・・・・



ヽ(`Д´#)ノ


もうイヤだ!

となってしまいました・・・w



ま、健康的な野菜なら外資のスーパーで手に入るし、
苦労して育てるよりもラクかもね、と・・・



最初は、上海で買う野菜なんて農薬まみれだっていうし、
健康に気を使わなきゃいけない年にもなってきたし、
忙しいからあんまり日本にも帰れないし、


よし!自分で野菜つくろう!ちょっとした息抜きにもなるだろう!


と思って調べ始めたのですが・・・。


やっぱり、新しいことをはじめるには
エネルギーと、ちょっとしたガマン強さが必要ですね。



で。



似たようなことは、起業の世界でも起こるんです。

たとえば、こんなことがありました。



私がアドバイスしている、ある女性。
起業準備段階です。


「じゃあ、次はこれをやりましょう」


「これですか・・・でも、これってお金にならないですよね?」



つまり、彼女はすぐにお金にならないことは
これ以上、やりたくない!と思ってしまったんですね。



彼女は、集客サイトを立ち上げて2ヶ月ほど。
アクセスは予想以上に来ています。

あとは問い合わせをもらえるようにして、
ユーザーが何を求めているのか?何に対してなら、いくらくらい払えるのか?


を見極める段階です。


そのために、問い合わせが増えるような施策をアドバイスしたのですが、
それにはちょっとした労力がかかるので、
やりたくない、という気持ちが出てきてしまったのです。


でも、問い合わせがこないと、ユーザーが求めているものが分からない。
彼女のビジネスは、ニーズがあることははっきりしているのですが
何を、いくらで提供したらビジネスになるか、まだ分かっていない分野なのです。

だから上記の施策が必要だったのですが・・・


彼女の気持ちは分かるので、
以下のような話をしました。


ある、現代中国で有名な起業家の話です。
分かりやすいので、シェアしますね。


-------------------

1.労力をかけてすぐに目に見える報酬が欲しい
  
 ---こういう人は、時給で働くアルバイトが向いている。

2.毎月、安定した報酬が欲しい
 
 ---こういう人は、サラリーマンが向いている。

3.我慢強く、年単位の報酬を得る
 
 ---こういう人は、大企業の管理職が向いている

4.3年から5年待つことができる
 
 ---こういう人は、投資家に向いている

5.一生を見据えて大事なこととそうでないことを見分けられる
 
 ---あなたこそ起業家だ。夢のある人よ、がんばろう!

-------------------

 
つまり、この作業をしたら、いくらになるのか?
 
ということだけにしか目が向かない人は、
事業をつくって、お金持ちになることはできませんよ、
ということです。


それどころか、1時間働いていくら、
書類を何枚仕上げていくら、という仕事のほうが
向いてるんじゃないの?


と厳しいことを言っていますね^^;


これ、じつは、よくあることです。
いまだに、私も陥るときがあります。



今の世の中、ネット上には


「スグに儲かる!」


「3日で○万円!」


「起業3ヶ月で○千万円!」


なんていう言葉が踊っています。
あなたも目にしたことがあるでしょう。



こういう売り文句は、決してウソばっかり、
ということはないです。

本当に、それだけの時間で、それだけの報酬が得られる
手法は存在します。


でも、そういう仕事は、決してビジネスになることはありません。


なぜなら、誰でも短期間で稼げる、ということは
参入障壁が低いということ。

すると、もっと安くできる、という人が現れて
価格競争になり、結局当初得られていた利益が
得られなくなるのです。


すると、いつの間にか時給千円とか、数百円とか、
そういう話になります。
アルバイトと同じです。


なぜそうなるのか?


あなたが、



「1.労力をかけてすぐに目に見える報酬が欲しい」



と思ってしまっているからです。

思ってしまっているから、そういう話ばかりに目がいき、
きちんと事業を立ち上げる!という視点をなくしてしまうのです。


事業を立ち上げるには、必要なことを学び、
必要な経験をし、必要な失敗もして、
少しずつ芽が出てくるのです。


一見遠回りですが、その時間と労力をかける覚悟がないと、
いつまでも「1.労力をかけてすぐに目に見える報酬が欲しい」
の人どまり。

または、

「2.毎月、安定した報酬が欲しい」というサラリーマン、

せいぜい、

「3.我慢強く、年単位の報酬を得る」
という大企業の管理職どまりです。



4.の投資家、5.の起業家になるには、
最低でも数年の時間を、まるまる投入する必要があります。


ときどき、1年で事業を立ち上げました!
みたいな話がありますが、それはよほどの天才か、
運がよいか、です。


または、それまでになんらかの形で
数年の下積みをして、いざ自分で立ち上げたら
1年でできた、というケースも多いです

あえてそう言わないだけですね。



人は、今後1年で出来ることに関しては過大評価をするが、
今後5年でできることに関しては過小評価をする。





「経営学の父」と呼ばれているピーター・ドラッカーの言葉です。

ここ上海でも、起業をあきらめて帰っていく人は
たいてい、1年で見切りをつけちゃっています。


それすらもガマンできない人も多いですが・・・


あなたは、アルバイトやサラリーマンの人生で終わりますか?
それとも、投資家や企業家の人生を送りたいですか?



追記:上にでてくる起業準備の女性には、
   「もうちょっとがんばりましょうね」という話をして、
   今でも準備作業をしてもらっています。
   だいぶ形になってきたので、収益が出始める日も遠くないと思います^^


須野テツ



P.S.

このブログで一番読まれている記事です。

まず最初は、この記事から読んでくれると、「海外起業」に一歩近づけますよ。

 ⇒  海外起業に必要なスキル・考え方とは?