人は自分に関係ないものには興味を持たない、それは当然だと思う、僕もそうだから。でも、なぜ僕がコンテンポラリーダンスとか舞台芸術とかに興味を持ったか、それは“身体性”を伴っているからに違いない。一つでも自分に繋げられるものがあれば人は理解しようとする気がする。僕が一つのジャンルに留まっていない意味は、そこにあると思う。サーカスでも大道芸でも舞台でも、あらゆる場所でジャンルもなにも飛び越えて新しいものに出会ってもらえるように、フィールドを選ばない、パイプ役になる。それが一つの役割だとも思っている。そこにいくと、小池さんの創る舞台は正に舞台芸術、あらゆるジャンルを越境し、創り上げる。音楽も、ダンスも、歌も、台詞も、空間も、全てを巻き込んで創り上げている。しかも全てに高い水準を求め妥協していない。
とにかくどんなジャンルでもいいから、なにか引っかかるものがあれば、まず観に来て欲しい。おもんなかろうが、わからなろうが、見ないと感想すらきけないので、是非一度だけでも、気まぐれでもいいんで、観に来て下さい。
ではー!