私鉄時刻表研究、今回はいよいよダイヤ改正を迎える東武時刻表2017（平成29年４月21日号）です。
基本データ
発行日：平成29年４月21日
発行：東武鉄道株式会社 鉄道事業本部営業部営業推進課
編集協力：株式会社交通新聞社
体裁：Ａ５変形判、444ページ＋カラー28ページ
本号は、特急リバティ登場等東武本線系ダイヤ改正に伴い発行されました。前号に引き続き東上線を含めた全線全駅掲載となっています。サイズは変わらずＡ５変形判となっています。
内容を見ていくと、折込では本線系統の停車駅案内図が新デザインとなり、７月開業予定の「東武ワールドスクウェア駅」や８月運行開始予定の「ＳＬ大樹」も掲載されましたが、一部誤植（AIZUマウントエクスプレス停車駅間違い、「桐生線」表記漏れ）があったのは残念です。
カラーページは前号から４ページ増加しました。目次後には「新型特急Revatyデビュー」と題し、２ページに渡り紹介されています。また、運賃表や座席番号案内図はリバティ対応となり、特急列車乗降口案内掲載駅も変更がありました。早見表は日光線系特急・りょうもう号・アーバンパークライナーの３種類が掲載となっています。なお、日光線系快速・区間快速の廃止に伴い、快速・区間快速列車編成表の掲載が終了しました。
※4/21 23:11 一部訂正しました （誤）スカイツリーライナー → （正）アーバンパークライナー
本文の掲載方法は前号と同様であり、直通相手の東京メトロ・東急等の時刻は始発・終着を除き掲載されていません。細かいところでは、スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線（押上・浅草～久喜・南栗橋）のページにおいて、駅名改称（松原団地→獨協大学前（草加松原））に伴い、駅名の表記方法に変化が見られます。
総じて見ると、大規模なダイヤ改正ではありましたが、時刻表的には小幅な変化でありました。
７月の新駅開業、８月のＳＬ運転開始に伴い、時刻表の改訂版が発行されるかが今後の注目点であります。
私鉄時刻表研究室、次回は「東急線電車時刻表」を２冊ご紹介する予定です。
なお、東武時刻表創刊号から2004年発行までを纏めたページを作成しておりますので、興味がある方はご覧ください。
また、平成26年版、平成28年版についてはコチラ
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