もともと自分のサイトに書いていた日記を、このブログにまとめるため
書き写します。
２０１０．０９．１５の日記
煎餅を焼くのにまず、国内最高峰の
紀州備長炭の火お越しから始まります。
備長炭は火持ちが良く、火力にムラがない代わりに値段も高く
火熾しに時間がかかります。
１２０分ほどかけ、ようやく火がついたら
煎餅の生地を６０分ほどかけ暖めます。
生地はとある老夫婦に頼み込んで卸していただきました。
未だに石の臼と杵で、ぺったんぺったん国産コシヒカリをつき
手作業でこねた生地を丸く切り抜きます。
切り抜いた生地は機械も使わず、天日に干して
煎餅の生地が出来上がります。
生地を作るのにも時間と労力をかけて下さった貴重な生地です。
その生地が暖まったら、焼き始めます。灼熱地獄の中
ふぅふぅ言いながら一枚一枚丁寧に焼きます。
焼いた煎餅は一旦冷まします。
冷めたら煎餅に特製の醤油をつけます。
最近の煎餅には旨み調味料が大量に入っていますが
それは一切使用せず、そんな大事な生地ですから
天然無添加にこだわりました。
味も醤油ひとすじ、自慢の堅焼きです。
醤油を付けたら、乾燥させるためにまた炭の上で暖めます。
乾燥できたら、次は冷ましてようやく終わり。さぁ袋詰めです。
どちらにしても、時間も手間もかかりますので量産できません。
ご自分へのプチご褒美に、大切な方への贈り物に
どうぞお遣い頂ければ幸いです。
神楽坂のお土産にいかがでしょうか。いつまでも愛されるよう
地道に頑張って参ります。
神楽坂地蔵屋