●2013冬ドラマ総括 | サンロフトの本とテレビの部屋

●2013冬ドラマ総括

●2013冬ドラマ総括
1位『泣くな、はらちゃん』
2位『神様のイタズラ』
3位『コドモ警視』


今クールは、ほとんど観ない、または全く観ないドラマが多かった。主観にしても正当な評価ではないかもしれない。例えば評判の『とんび』は、先行のNHK版を観ていたため今回はところどころしか観ていない。


『泣くな、はらちゃん』は、スタッフや主演が共通の『マイ★ボス マイ★ヒーロー』に劣らぬ感動作で、ファンタジーとしても非常に良く出来ていた。数年前なら平均20%ぐらいの数字は取れたのではなかろうか?


『神様のイタズラ』はBSでの放送。映画『転校生』以降やり尽くされた入れ替わりものだが、1話完結で毎回違う人(動物)と入れ替わるという異色作。


『コドモ警視』は『コドモ警察』のスピンオフドラマだが、残念ながら前作は観ていない。こういうテイストって、深夜ドラマが定着した10年以上前からの王道。『ビブリア古書堂の事件手帖』も30分に圧縮して深夜でやったら、ずっといい結果を結果を残せたのではないか?


●スペシャル時代劇『大岡越前』
NHK BSで始まった。大河ドラマを除けば最後の時代劇枠。
山下毅雄の音楽がアレンジされて使われていた。旧ルパンもだが山下毅雄自身の口笛があってこその哀愁であり、新テーマはやや迫力不足と感じた。
かつて、『大岡越前』は『水戸黄門』と同じ枠で交互に放送されており、NHKが民放ドラマのリメイクを行ったことに驚いた。音楽だけでなく、登場人物、ストーリー構成等も、民放版を踏襲していたのである。メンバーが入れ替わっていった『水戸黄門』と違い、『大岡越前』は加藤剛のイメージが強い。リメイクは難しいと思ったが、案外良いではないか。