約一年前に有名作家短篇めぐりをしていた時に読んだ本。
今回、感想を書くにあたって再読してみた。
高校時代に好きだった作家、ということもあり、ひいき目に見てしまう、というのもあるのだけれど、やはり芥川の短編はガラス細工のように美しいなあとため息がもれてしまう。
物語について。神とか仏にすがる、という信仰観について多少考えることはあったのだけれど、わざわざ記しておくようなものでもないかなと思う。
若い頃に夢中になって、大人になっていったん離れた芥川龍之介。
今、作品を読み返すと、抱く感想もあの頃とは異なるのであろう。
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