SNSに2014/8/17掲載

 

 前回の本購入日記にもちょっと書いたけれど、最近色々と規制が強く感じる…

 もちろんきちんとしたものはあるし、そういった見方もあるのかと思ったりと人それぞれに考え方があるから物事は簡単にいえない。

 ただそういった中で最近は理不尽だと思うクレームもある…そしてふと思い出したのがある小説の一節…いわゆるアダルト系ライトノベル(ジュブナイルポルノ)からの台詞である。当時読んでいてかなり皮肉に感じた。

 もう四年近く前の文章だから今以上に文章はまずいのだけれど、あのとき以上にひどくなっているように感じて当時のままに、何の手も加えずに再録である。

 もともとSNSでの日記は十年近く書いていてアダルト系ラノベに関するものはいくつかあるのだけど、ブログ開始はまだ二年くらいだけに今回がはじめてのその種のジャンルの日記である。ブログを開始したのは過去日記のバックアップということで刑事コロンボ制覇日記など気が向いたときに再録しているけれど、アダルト系ライトノベルに関する他の日記はかなり古いため文章や情報が古くなっているからその種に関する日記の再録はこれが多分唯一だと思う。

 もちろん今後もその種の日記に関するものは書くつもりである。

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何度か書いているけれども自分はライトノベルと成人小説の中間の小説を作者で選んで読んでいる。これまで書いてきたようにそのジャンルの本は法律的に微妙なところで本屋さんによっては成人コーナーにあるけれども、また別の本屋さんではライトノベルコーナーにあるのである!自分はそこで最初の一冊を普通のライトノベルと思って読んで、その内容にビックリしながらもその物語が自分にあっていたことからいくつか読んだ…最終的にいえばジャンルがジャンルで第一は性的なものが目的のものだからほとんどはあまり合わなかった…あとパロディ的なものが多いのもちょっと合わなかった部分でもある…
ちなみにそういったレーベルはいくつかあるのだけど基本的に自分が読むのは、あのその方向として有名なフランス書院のものだったりする…ちなみにそこのメインのものはさすがに読んだことがない…ちなみに自分が読んでいるのはラブコメである。このあたり結構意外で、イメージ的に暴力的だったり後味が悪いというものを持っていたのだけど、最近ではラブコメ的なものも多いそうである。
さてさてこのあたりは何度か書いているので今回は省略して、最終的に新作が出るたびに購入する作家は三人(青橋由高さん、みかづき紅月さん、水無瀬さんごさん)いるのだけど、そこに準レギュラーともいえる方が一人いる…それはわかつきひかるさんである。あらすじや題名などから惹かれたときに購入するのである…ちなみに一応他の作者の作品も読みはするけれども、割合としてはかなり少ない…ちなみにジャンル的な問題からか性別を非公開の方が多いのだけど、この四人の方は公開していてちょうど、男女半々である…そして今回のわかつきひかるさんは女性である。
このあたり色々と意外だったのだけど作者やその種のイラストレーターで女性はわりと多かったりする。そして自分が好きだったり惹かれるイラストレーターは女性が多い…
ちなみに一応自分は暴力的だったり鬼畜系とかいわれるものも読んだことがあるけれども、読んでいて罪悪感を覚えてしまうし、主人公であるヒロインに感情移入してしまって物語だとわりきっていても苦手で、読むのはラブコメ系統ばかりである…
ちなみに自分はそのジャンルは性的な場面のあるライトノベルの感覚で読んでいる…

さて本題に入ると先月のわかつきひかるさんの新作「あやかし和メイド」を読んでいたら、最近自分が読んだある意見を目にしたことからかなり皮肉に感じた台詞があったのである…

「本は本です。本というのは草紙のことです。草紙はファンタジーです。ファンタジーというのは夢物語という意味です。君は現実です」

物語の流れに沿っての台詞なだけで特に皮肉的なものは含んでいないとは思うのだけど、最近の事件の反応や…少し前に読んだある意見…
人の性的趣味には色々なものがあって、それこそ年下にむけたものもあるけれども、たいていの場合は現実と虚構をわけて考えて楽しんでいるものだと思う。最近の事件でそういった意見のなかで「そういった事件があるたびに、たいていの人はきちんと虚構と現実をわけて楽しんでいるという意見があるけれども、そもそもそういったものがあること自体が問題」といったもんがあったのである…
なんというか…きちんと虚構として楽しむことすらも強く非難する意見に苦笑いというか…
正直いって自分はそういった何でも規制すればいいという意見とともに、人の趣味や意見を頭から否定するような人は苦手…というかあんまり信頼できない…
それこそ昔読んだラ・ロシュフーコーという人の文章で「人の考えを聞いてやろうという気持ちのない人間は、そももそもから負けている」という意見に同意してしまう人間なのである…色々な意見や考えがあってそういった別の考え方を知らなければ、きちんとしたものはできないと思う…
最初からいけないという人は…もちろん道を踏みは辞して現実に実行した人間は非難されてしかるべきだけど、きちんと虚構として楽しんでいる人間まで非難するのは違うと思うし、そもそも否定するというのも…
そういったことと、それが書かれたジャンルがそういった目の敵にされる種類のものということで自分は読んでいてものすごく皮肉に感じたのである…
内容としてもファンタジーなのだけど、ヒロインが差別された傷ついた設定というのもあって色々とそのあたりを強く感じてしまった…それこそ台詞中にキャリーのようだという台詞があるし、終盤では力の暴走場面もあったくらいである…
もちろんその種のジャンルのものだし、何よりもある方のブログで知ったのだけどページ数や条件といったものが決められているそうで、その中で展開されるから読んでいてものたりないものを感じたし、それこそ自分はこの物語は好きなのだけど、正直な話普通のライトノベルとしてじっくりと書いてほしかったな~と思う
慌てて付け加えると自分はこの物語は好きだけど、おすすめできるかといえばそうとはいえない…もともとの時点でライトノベルと成人小説と人を選ぶものなのに、それが組み合わされたものなのだから…さらにいうと性的な場面が苦手な人もいると思うし(こんな日記を書いていてあれだけど、自分は未だに性的な場面は苦手でさらっと読んでいる)何よりもその性的な場面が、他の作品に較べたら軽いとはいえ未だに読んでいて引いちゃうようなものなのである…
ラブコメ物だから同意の上とはいえ、ちょっと自分にはきついものである…そういったこともあっておすすめできないのである…
ちなみに本来は作者名も題名もそれこそ写真も伏せようと思ったのだけど、やっぱりそこは明かすべきだという判断と、写真の通りに表紙はごく普通のライトンベルにしかみえないからの判断である。これで性的な場面がると思う人はそうそうはいないと思う。それこそ普通のライトノベルと間違えて購入して、自分のように驚く人は結構いると思うのである…

マープル日記/そのジャンルの小説としてかなり皮肉に感じた台詞 画像1