ユリオルキス・ガンボアvs荒川仁人選手(八王子中屋)の
超豪華シークレットスパーリングが行なわれたのは
ガンボアの超絶ハイスペックな能力には
ギャラリーからも感嘆の声が漏れるほどでしたが、
この道30余年、
幾多の超一流世界王者を見てきた
ボクシング界のちょい悪(?)先生こと
”1997年エディ・タウンゼント賞受賞者”
愛車の素晴らしさを語っていただく前に
ガンボアのスパーリングを分折してもらいました。
ガンボアはバネがあって、巧い印象が残ったね。
(エドウィン・)バレロには怖さ、恐怖を感じたけど、
ガンボアにそこまで迫力は感じなかった。
それよりも巧さだよな。
(WBA世界フェザー級王座を)
19回防衛した(エウセビオ・)ペドロサも
手が長くて、要領の良い
同じような巧さを持つタイプだったけど、
初めてペドロサを見た時のような
目からウロコが落ちるような衝撃はなかったな。
でもガンボアも一流の選手だと思った。
バランスの良さ、基本の大切さ、回転力。
離れて良し、接近して良しの自在型で
動体視力も良いし、相手のスキを見つけるのが巧い。
これはアマチュア時代からの長いキャリアで
培われた読みの鋭さだろう。
これを打ったら、これが来るという読みを働かせる。
そこでの身体の入れ方と頭の持って行き方、
冷静さも印象に残った。
回転力とバランスを重視して、
思い切り放つパンチは10発中1発くらい。
スパーリングで練習するという感覚だよな。
相手のパンチを気をつけながら、
最小限のダメージで終わらせることが大事という
高い意識も感じたよ。
ボクシングをよく知っている。
打たせちゃいけないということを。
ボクシングの練習って
その(=打って打たれての)繰り返しだから、
そこがしっかりしてると思った。
それが巧くなる、そして長くやれる秘訣だから。
本当、いろいろと勉強になったよ。