「和を嗜む」(案内人:花崎三千花)

 

今日は三か月に一回の「高砂」と出会う日です。

 

 

 

今日のお稽古でする三つの事

 

一つ目、疲れた身体を柔らかくすることから始めます。

 

 

貝殻骨(肩甲骨)を寄せて離す、前後に動かす、回す等々。

肩が上がらないように、顎が出ないように気を付けましょう。

背中で深呼吸する要領でいたしましょう。

背中で手を組み、そのまま左右に振ります。

今度は腹側で手を組み左右に振ります。

結構難しいです。

 

壁を使って肩と首の筋膜リリースをします。

壁に肩をつけるときは、肩から力を抜く代わりに

下腹に力を入れ息を吐くようにします。

 

股関節をスムーズに使えるようにストレッチ。

下肢のリンパ節を撫ぜてから、股関節をゆるく回します。

膝関節に注意して股関節での方向転換をしてみます。

 

 

 

二つ目は、身体の軸を真っ直ぐにします。

 

骨盤の位置をきめ、首と頭の付け根を天からの架空のフックに掛けます。

貝殻骨の間のスイッチを押されたように歩き出します。

一直線上を滑るように歩きます。

歩きながら、自分の身体と会話をします。

腕はリズムよく、後ろに引かれているか、バランス良く肩は背骨にのっているか?etc

 

 

 

三つ目、自身の世界を持つ。

 

心の中に自分のシチュエーションを創ります。

壮大な宇宙空間、野におかれた蕾、今まさに出航しようとする船etc

自分の「高砂」を舞う為には必要な作業です。

 

 

 

さて、それでは、「高砂」を舞いましょう。

軸の真っ直ぐな身体で柔らかな背中から繰り出す振りは、舞手にとっても気持ちの良いものです。

 

シンプルな動きは、想いをのせるのに最適です。

リズムに追われるのではなく、音楽との語り合いは愉快です。

 

舞の基本の所作は、日常生活の所作も男女を問わず優雅にしてくれますよ。

 

 

 

お夕飯は、お豆腐と赤身肉のハンバーグ!!大好き!

横山先生、渾身の小判型。

滋養スープ、春野菜のサラダ、スィートフルフルフルーツ。

ワイワイお喋り、ガヤガヤを聞きながら皆で食べる夕ご飯は、ウマい!!!

 

食べた後に「ありがとう、御馳走様でした」と自然に頭が下がります。

 

 

 有難うございました。三千花