夏のカドそうめん(案内人:横山千晶)

2016年7月5日 「カドそうめんの夜」

昨日までめちゃくちゃ暑かったので、今日はこれはそうめん日和だと思ったのですが、
今日になって急に気温が10度も下がった。
それでも湿度は82パーセントだからやっぱり歩くと非常に蒸す。
正直言って私はそうめんがそれほど好きじゃない。
そばやうどんと違ってなんだかのどに流れていくだけで寂しい。
また白くて細いのも寂しい。
それだったら思いっきりいろとりどりのトッピングを用意しようと頭の中であれこれ考えていた。
今日は私が留学していたイギリスの大学で同じく学んだ同朋の佐藤さんも来てくださり、男厨房を仕切る、じゃないけれど、姫ちゃん、恵子さんともども大活躍してくださる。



ということで、今日のトッピング


赤いトマトのみじん切り
真っ黄色のパプリカのみじん切り
黄色い炒り卵
薄黄色のしょうがのみじん切り
緑のオクラ
緑のネギ
緑の香菜
深緑のシソ
ピンクのみょうが
まっしろな山芋のすりおろし
黒緑のきざみノリ
キツネ色のお揚げ
キツネ色の鰹節
茶色のなめこ

そして黄色のカレーで痛めたひき肉
茶色のタンドリーチキン
Yさんが持ってきてくださったスペイン風オムレツ

どんなもんだいの大トッピングまつりです。







皆して何把もたべたたべた。
これでなんだか夏も乗り切れそう。
ただただ見て楽しんで、食べて楽しんで。
そんな顔を見て楽しんで
、という夕べもいいものだ。

(CY)
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素読・音読・遊んどく?8(案内人:渡辺恵子)

今夜のテーマは「みみをすます」

いつもは「声に出して読む楽しみ」ということに焦点をあててやってきましたが、
今回は「集中して聴く楽しみ」を味わおう、そして自分が「何にみみをすませたいのか?」を発見しよう!という試みです。




まず最初はウォーミングアップ。
3分間、何もしないでただただ聴こえてくる音にみみをすませてみました。

いつもは意識しない外から聞こえてくる車の音、人の声…。

人によって3分が長かったり、短かったり、音の感じ方が違ったり、意外な発見があったようです。



次は案内人がラジオで偶然聴き、初めてなのに思いっきり一緒に歌ってしまった曲を何の前情報も無しに流して聴いてもらい、聞いたことのない言語で歌われている歌詞を繰り返してみよう!という試み。

日本語でも英語でもない、知っている他の外国語でもなさそうな不思議な歌詞と旋律
みみをすませてみるとなんとなく繰り返せてしまう言語。

この曲はアイヌ語で歌われている「イヨマンテウポポ」という民謡をスペシャルアザーズが現代風にアレンジしたものでした。
歌詞はこちら↓

http://www.uta-net.com/movie/123286/

言葉の意味を考えずに聴こえてくる響きに身を委ねるのも楽しいものですね。




次は本日のお題である「みみをすます」という詩の輪読。
作者は谷川俊太郎さん。
「~にみみをすます」という表現がたくさん出てくる長めの詩ですが、全部ひらがなで書かれていて大人も子どもも一緒に読むことができます。

http://www.dcn.ne.jp/~nmizu/xiai/tintin.html

輪になってみんなで1冊の本を順番に回して読みました。
人が読む声にみみをすませながら。



最後は谷川さんの作品を参考に「カドベヤでみみをすます」という詩をみんなで作り、声に出して読みました。
1人1人が「・・・にみみをすます」という文章を書き、つなげてひとつの詩にしてみると、とても素敵な言葉のネックレスができましたよ~。




「カドベヤでみみをすます」

トランプにみみをすます

大切な人にみみをすませる

みみそうじにみみをすます

冷蔵庫のうなりにみみをすます

愛するハハの美しいあの時の声にみみをすます

夏のせみの鳴き声にみみをすます

今夜のスープのコトコトにみみをすます
小宮さんのおなかのグウグウにみみをすます

ねこのなきごえに
みみをすます

じぶんのなかのおくの
おくの おくの おくの
おくの おくの おくの
おくの おくの おくの
おくの おくの おくの
ふかく ふかく ふかく
ふかく ふかく ふかく
ふかくにしまいこまれている
じぶんのほんとうのおとに
みみをすます

わたしのなかに
ずっとずっとねむっていた
こどものこえに
みみをすます

食器を洗う音に
みみをすます

みみをすます
自分のなかの
夜と朝にみみをすます

大切な人にみみをすまし
友だちにみみをすます
大切なものにみみをすます
先生にみみをすます
アイスクリームにみみをすますと
みみにアイスクリームがつく


~2016年6月14日夜、カドベヤに集った人々による~



今夜もご参加いただきありがとうございました。


案内人 わたなべけーこ








↑この日の夕めしです。
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2016年6月21日 火曜日「やさしい歌の夕べ」(案内人:横山千晶)




一日雨だと思っていたのに、昼間には晴れ、カドベヤについた頃には晴れだした。
不思議な天気。





熱いとすっぱいものが食べたくなる。ということで今日は具菜たっぷりのトマトスープを食べようと、それに肉団子など浮かべてみましょうと買い物に出かける。
先週はスイカがおいしかったのに、食べ損なったので、今日こそリベンジとまたスイカなどぶら下げて帰る。

5時ぐらいにたまねぎを刻み始めると新井さんが早々ときてくれる。ついで姫ちゃん、
それにMさんも。姫ちゃんが持ってきてくれたスッキーニは緑と黄色で初々しい。

これってかぼちゃの一種なんだってね、と姫が言えば、他の3人でへ~と声を上げる。




今日は歌の日。いつもだったら大藪さんの出番だけれど、今日は元川崎の愛泉ホームで長年はたらいていらして、現在三浦しらとり園の小川美紀雄さんがギターをもってきてくださるというので、大藪さんもきっと大喜びだろうと、大藪さんの忘れ形見の歌の本からさっそく「夏の思い出」と「浜辺の歌」を選んだのだ。もちろんちゃんと写真も飾って。

隣でのんちゃんも笑っている。





実は小川さんのもう一つの顔はミュージーシャン。
アンクルムーニーというライブハウスでギターやwashboardやバンジョーを弾いていらした。
The JugbandというそのバンドのCDを早速手に入れて聞いてみると、これがなんとも心地よい。




実は小川さんに引き合わせていただいたのは、2015年度のアートサイトのアートサイトラウンジでのことだった。STスポットの小川さんたちの計らいである。そのときに会場の皆さんとうたった小川さんの「このまちで」がまた歌っている心地よく、大藪さんの好きな歌と小川さんの歌をメッシュさせるスペシャルギグ・ジャグナイトとしようと決まった。




この日の面子は私の大学の通信教育過程で学ばれたYさん、そして有末先生ご夫妻。そしてダンサーズの練習で忙しい大崎さんが来てくださった。私は大崎さんの朗読がいかんせんすきなので、うたうだけではなく、歌詞を大崎さんを皮切りに来ている人に朗読してもらった。









その間もずっとバックで小川さんがギターを爪弾いていてくれるのがこれがまたいいのです。
歌詞を詠むだけでなんだか海の波音が聞こえてきそう。




夏が来れば思い出す

はるかな尾瀬 遠い空




に始まる「夏の思い出」のあとは「浜辺の歌」
こちらも小川さんがアレンジして引いてくれる「浜辺の歌」を背景に




あした浜辺を さまよえば・・・




と朗読してみる。
続いて即興で皆で詩をつくっていく。




昨日浜辺を さまよえば

すいか割りをおもいだす・・・




有末先生はさすが、




今日町中を歩いてみると

汗をかいている人の群れ




と場面を変えてくれる。

これが案外面白い。




考えて見ると、最近人のいない浜辺などぜんぜん行かない。
でも人のいない浜辺のことは良く思い出す。
それだけで太古、海から上がってきたという私たちは癒されるのだろうか・・・。







最後の2曲は小川さんの歌で盛り上がる。どちらもまちの歌。こんな風に住んでいる
町にずっとすみたいと思えるのは本当に幸せだ。

小川さん、皆さん、ありがとうございました。




「このまちで」 981031 by mikio




目を閉じると 山々の谷に

白い雲が 上っていく

少女の頃 感じた気持ち

今も心で 生きている




魚屋さんからもらってきた

青い色の ビニールだるに

連れ合いが植えた 白い花が

いとおしく 水をやる




ものわすれはふえたし

階段にもつまづく

人には死にたいよと いうけれど

いつまでも 住みたい町に

いつまでも 暮らしたい




すぐ近くの コンビニで

今日食べる分を 買ってくる

路地で出会った 三毛猫に

少しだけ お裾分け




小学校の お祭りで

お手玉を 教えてから

赤いランドセルが ぴょこんと

おじぎするのが かわいくて





ものわすれはふえたし

階段にもつまづく

人には死にたいよと いうけれど

いつまでも 住みたい町に

いつまでも 暮らしたい





ものわすれはふえたし

階段にもつまづく

人には死にたいよと いうけれど

いつまでも 住みたい町に

いつまでも 暮らしたい


いつまでも 住みたい町に


いつまでも 住みたい町に

いつまでも 暮らしたい
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あっという間に2016年も半分が過ぎて焦っているのは私だけではないかもしれません。
さて、遅れましたが、カドベヤの7月の予定をご紹介。
今回の目玉はレギュラーのシリュウさんの手品講座第3弾!みなさんが人気者になるのは間違いなしの講座です。
そして幸福学第一人者にして、多数の著書を出版なさっている前野隆司ご夫妻のハッピーワークショップは大人気の講座です。とうとうカドベヤに来てくれる。みなさんで幸せになりにカドベヤにいらしてください。お待ちしています。

*7月~10月の第一火曜日まで「足湯カフェ」はお休みします。
この間のカドベヤの開場は18時半です。よろしくお願いします。


7月5日 横山千晶(カドベヤの長女)「夏のカドそうめん」
流しそうめんとはいえないけれど、大変なことも
つるりと流して食べちゃいましょう。


7月12日 シリュウ(ワンハンドマジシャン、日本では珍しい片腕の手品師です)
「手品、まずはここから」
カード(トランプ)を使った簡単な手品を皆で覚えてマスターしてみましょう!
名ばかりの講座とは違います。必ず誰でもできる! そんな手品を習ってみませんか?

7月19日 前野隆司・マドカ(慶應義塾大学)「ハッピーワークショップ」その1
幸福学研究の第一人者である前野夫妻が、
幸せになる秘訣を教えます。また、幸せ度を高めるハッピーワークショップも行います。

7月26日 前野隆司・マドカ(慶應義塾大学)「ハッピーワークショップ」その2
幸福学研究の第一人者である前野夫妻が、
幸せになる秘訣を教えます。また、幸せ度を高めるハッピーワークショップも行います。

ほぐまり手あて塾(案内人:三枝まり)

てあての会はいつも時間が来ると、人が1人、2人とだんだんに増えて行く事が多いのに、今日は、亜細亜大学の教授と、生徒さん4人、それからSさんと、ちょうど良い人数の始まりとなりました。



生徒さん達は、なんだか慣れない所に連れてこられて、訳のわからない事を教わるのに、どのように振る舞ったら良いか戸惑っているように見える人もいた。

それでもいつもの様に、お尻歩きから始めて、ゆるゆると体をほぐしていく体操をしていくうちに笑いも起こり、2人一組になって、仰向けで腕や肩、お腹に手を当てるワークは、ゆっくりじんわりと、あまり動かしたり圧をかけないけれど、手も温まり、されている方も気持ちが良くなり、やっている方も身体がほぐれてきます。

そんな気分になってもらえれば、おしゃべりと共にコミュニケーションがとれてきて、圧をかけても気持ちが良いと思うので、やりたい人にはやってもらいます。

また、手の使い方のために、鎖骨や肩甲骨を触りながら、腕を動かしたりという、簡単な動きの仕組みも面白く知っていただきました。



ビシバシとはいかない私のワークは、皆さん全てに気に入って頂けたかは、分かりませんが、安全にお友達同士やご家族で手を使ってほぐし合う事を、楽しんでいただくヒントになったのではないでしょうか?

最後に輪になって前の人の背中に手を当てて、みんなの優しい気持ちが伝わってくる様なつながりを感じておしまいになりました。



お食事は、横山先生の美味しいキーマカレー

亜細亜大学の先生にお食事中、ワークショップを生徒にやらせてみたいというお話しをお聞きしました。

是非若い人のチャレンジの場になるといいなと思います。

昔私も先生に連れられて、未体験の大人の集まる勉強会に連れて行かれた事を思い出しました。

若者達、子供達も、今日はご飯足りたかな?
(三枝まり)



健康と夜

健康と夜(案内人:黒沢美香)

わたしは1月~3月に南インドに滞在していました。
今日はほぼ半年ぶりのカドベヤとなりました。



今日はカドベヤ中心人物の横山さんと恵子さんが不在で、新井さんと姫さんが鍵を開けてくださり、台所を進行してくださっています。


子どもたちは大人たちと離れてまぁまぁ行儀よく自分たちで過ごしています。

大人は緊張の面持ちでかしこまりストレッチを始めました。






「竿」と呼んでいる動きがある。両腕をピンと張り、腰を低くして土着的に移動する。ポイントはいくつかある。その一つに移動の向きが変わるところは要注意です。好きなように手足を動かして向きを変えられない。と、いうところに今日はこだわりました。若い体も、弱い体も、男も女も完璧になるまでやっていただきました。そして皆さん完璧に到達しました。偉いです。無駄のない動きは美しいです。




野菜たっぷりの炒めもの、キノコの入ったスープ、今日もおいしいご飯をありがとうございます。新井さんと姫さんのお陰でいつものカドベヤのスタイルは守られました。お疲れさまです。

しかし今年はこのスタイルをどこまで続けていけるものか、負担の大きさが晒されたと思いました。鍵を開ける、買い物に行く、調理する、後片付け、鍵閉めまでの約6時間は大きな登山です。この登山が毎週あるとしたら、別のなにかが壊れるのではないかと不安に思いました。新たな戦法が急いで必要であると思いました。
カドベヤのみなさんへ:こんにちは。

去る5月24日・火曜日、初めてカドベヤろうどくワークショップ・朗読を担当
させて頂いたちだるみこです。ありがとさんどした!
ワークショップなどと言うもオコガマシイ、と言うかなんというか、あんなカンタンな事
しかできなくてごめんなさい、です。

カドベヤでの朗読は「誰に向けて読むのか?」と言う事が課題です。
あの日の朗読テキストはお子様向きではありませんでした。
あの夜来ていた男児2人+高校生には気の毒でした。
きっとオモロクナイヤ!と思っていたでしょう。

大人の皆さんは、後半の時代物には真剣に聴き耳を立てていらしたので、
読み人としてはありがたく、同時に、うれしかったです。
あれは、6月28日に
後半を読み終わります。
ただ、6月28日の夜も子供たちが来ていれば前半の基本レッスン中止して、
お子様向けのお話し短めのを一つ読むのはどうかなぁ?なんて考えています。
カドベヤ・リーダー&スタッフのご意見を聞かせてくださ~~い。

朗読人・ちだるみこより



(ワークショップに出て)
自分の声は嫌いである。
自分の耳に響いている声と人の聞く自分の声はちがうという。
自分の声を客観的に聞くとなんとあさはかな声だろうと思う。
だからなかなか好きになれない。
声は案外立派な人格だと思う。

ということで千田さんの声には毎度惚れ惚れする。
かつぜつの確かさだけではなく、なんというかやさしく重みがある。
今回も朗読ということで大勢の方がきてくれた。
用意してくださったワークショップはとにかく楽しく、もっともっと
やってみたいと思ったのは、毎日意識して言葉を発していないから
ますます新鮮だったせいだろう。自分の声にもこんな微妙な部分が
あるのだと思ったりする。

その後千田さんの朗読にはとにかく皆が聞き耳立てた。
その場の風景が浮かんでくるような説得力。
千田さんの朗読の面白さは、一人の人の持つ複雑な人格を微妙にみせて
くれることだ。
一見したところ善人でありそうなキャラクターの中に潜む闇だったり、
悪者のなかにひそむ哀しさだったり、それがいやみなく示唆される。
読み込んで読み込んで租借して解釈して、矛盾して、あえて折り合いはつけない。
その過程から生まれる朗読なのだと思う。

人は聞きたいものを聞き、知りたいことをこうあってほしいという見地から
知るといわれるけれど、朗読によって自分の解釈がひっくり返ることもある。
文字の世界は深いのだ、とまたまた思った夜でした。

よこやま
「からだを聴く」 案内人:木檜朱実

私が18時頃カドベヤに着いて、カドベヤの前で一服していると、気配を消してカドベヤに入ろうとしている二つの小さな影あり。何気に後ろをふりむいた私に「あっ、ばれちゃった。。。」とコースケが残念そうにいう。ミライはすでに気づかれずに中へ侵入成功していた。すでに今日のゲームは始まっていた。。。

WSの始まる前、ヒメちゃんが伝授した(三千花さんの回のWSエキササイズ)芸鼓さんのお茶遊び?にはまってしまった小さなギャングたちは真剣なまなざしで「師匠おねがいします!」とヒメ師匠に勝負を挑んでいた。








この日のWSはそんな感じで始まり、次第に小道具の紙コップは足キャッチボールやサッカーの球になった。実はこれがなかなかの運動量ですっかり汗をかいてしまった。




幸い?なことに今日は雨も降っていて人の集まりはゆるやか。すっかり子供チームがガイド役でのWSとなった。




時々、からだを聴くストレッチを大人相手にやりながら時は流れる。私はGWに黒沢美香&ダンサーズの城崎合宿に参加してきたので、そこで覚えたいくつかのエクササイズも取り入れてみた。

だんだん増えてきた大人たちと共に、最後はやっぱり紙コップキャッチボールで幕をしめた。誰かがキャッチ成功したら終わろうといいながらしたキャッチボールが成功したときは、すでに20時をまわっていた。
(木檜朱実)
暖かくなる舞(案内人:花崎杜季女)




地唄舞であたたかくなろう!ということで、春の地唄舞「京の四季・春」と、前回好評だったお座敷遊びをしようということで、臨みました。

その前に、私が6月にポーランドで舞うポーランド民謡を皆様に聞いていただき、身体の動きのヒントをいただくことに。
曲の内容はあえて言わず(恋人のことをお母さんに反対され、二人への愛で揺れる少女の歌だったのですが)皆様に素直なイメージを言葉と身体で表現していただきました。言葉では、自然の風、悲しみが出ました。また、動きは、地球を抱く動きや、涙にくれる動き、など色々出現。
これをもとに、森の中に逃げ込んだ少女のこころで舞を作ることにいたしました。

皆様、沢山の刺激をありがとうございました。
ポーランドで出来上がった舞も、見てくださいね。



1.京の四季という、華やかな曲を、身体を大きく使って舞いました。


2.金毘羅船ふねという、お座敷のお遊び。
最初は、こわごわの皆でしたが、時間が経つに連れて、指に青あざまでできる白熱ぶり。








3.前回好評だったお座敷お遊び 虎虎虎虎

身体を動かしながら、日本の伝統芸能を味わっていただきました。
(花崎杜季女)












↑この日の夕めしです。
5月3日はゴールデンウィークの連休初日。皆来てくれないかも・・・・と思っていたが、どっこい、早めにきてくれた皆さん。いつもは仕事帰りによってくださるから、今日は普段着でそれもなんだか新鮮です。

今日は鍋の日。さすがにもう初夏の陽気だから、鍋もなんだなあと思うけれど、皆で鍋を囲むのはあついからこそまた新鮮です。

そしてなんといっても今日は小室さんが帰ってきてくれた・・・。



今日の映画は崟利子(たかしとしこ)監督『西天下茶屋 おおいし荘』。1998年の作品です。
西天下茶屋(にしてんがちゃや)駅は大阪市西成区にある南海電気鉄道高野線の駅。その昔監督が子ども時代の10年間をすごした小さなアパートを訪ねるというドキュメンタリー映画だ。ナレーションも監督自身が行う。手持ちのビデオでとっていくので、私たちはいつの間にか監督の視線になっている。

回りの建物が建て替えられていくというのにこのアパートだけは忘れられたようにそのまま残っている。しかも出てきたおばさん、窓から顔をのぞかせたおばさんは監督が子どもの頃ここにすんでいたときの住民だった。ここに住んでいた月日、そしてここをでたあとの30年の年月がそのままタイムカプセルのように凝縮されて残っている。

映し出されるものすべてが言葉のないままに「おおいし荘」を通り過ぎていった人々の生活を、そして監督の人生を物語る。3畳一間に一家族がすんでいたのである。そしてそのすべてを見てきたであろう二人の老女の物語がそこに折り重なる。

カメラを意識せずに話しかける老女二人。最後に「今度来たときは一緒に外に食べに行こうなあ」、という老女の言葉が印象的だった。時間が忘れられたようなこの場所から外に出て行こうという行為はなんだか現実離れしている。

こうして外から来た、同時に過去から来た客人はこのおおいし荘を後にする。
最後に監督は見送りに出た老女の姿をカメラにおさめておこうとするものの、それができない。

どうしてだろう。
そうすることによってこのおおいし荘のとり収めとなってしまうかもしれないという恐れがあったのか。
それとも過去に対する決別なのか。

懐かしさよりもいとおしさと哀しさともいえる気持が残る作品。
昔いた場所がいつでも懐かしい場所とは限らないだろう。でも私たちはその場所と決別することもできない。それも居場所といえるのだろうか。







そのあとはカド鍋。鍋をつつきながら、幼い頃の思い出や場所のことを語り合う。それぞれが生きてきた月日、これから生きていく月日。





考えてみたら、今年ももう4ヶ月が過ぎた。カドベヤも私たちのことをもうすぐ6年間見続けてきたことになる。

(よこやま)





『西天下茶屋おおいし荘』は、僕も大好きな映画です。
カメラの捉える映像とおばちゃんふたりのお話から、30年前(映画撮影当時から)にここに住んでいた人たちのこと、当時の生活、天下茶屋周辺や大阪の様子が、(住んだこともそこに行ったこともないけれど)心に浮かんでくるような映画です。
このおばちゃんたちに、どうしてこんなに愛情がわくのかわからないのですが、あっけらかんとさらけ出しているような生き方とか、次から次へと話しかけてくる彼女たちの言葉の洪水などが理由かもしれません。

そして、ふたりのおばちゃんや、「おおいし荘」のその後がどうしても気になる映画でもあります。
あの場所はどうなったのだろう、おばちゃんたちはどうしているだろう。
おばちゃんたちはずっと昔からそこにいて、そこにいた事実は絶対に変わらない、と思える映画です。
映画を見た後も、おばちゃんたちとおおいし荘のことを何度も思い返します。
作品という枠をこえて、おおいし荘という場所は、僕の心のなかで、ひとつの場所を占めるようになりました。
僕が大阪という土地に憧れを持っていることもあるのですが、自分にとって『西天下茶屋おおいし荘』は、そういう愛おしさを持った映画であるのです。




先日、大阪に行った折、とうとう憧れの西天下茶屋を訪問する機会を得ました。








映画の当時から、南海・西天下茶屋駅の駅舎は変わっていませんでした。
1時間に2本しか電車のない駅です。最終電車は22時代です。

おおいし荘のあった場所を見つけることはできませんでしたが、街の雰囲気に触れることができました。
駅前には新しい道路が整備され、これから街は変わっていくのかもしれません。
でも、そのすぐ近くで、おおいし荘のようなアパートのある路地が、まだまだ入り組みながらたくさん生きていました。






(↑喫茶マル屋。「オーレ」170円。チョコレートパフェ200円。)

しぶとく生きている商店街もあり、おばちゃんたちや監督は、ここを歩いていたのかな、と思いながら歩き、わくわくしました。
また、再訪したいと思っています。

映画『西天下茶屋おおいし荘』が、カドベヤで上映され、たくさんの方がご覧になったこと、この映画のいちファンとして、心よりお慶び申し上げます。

(大崎晃伸)