ツールド熊野のコースをじっくり走りたいという思いは、観戦後からずっと燻っていた強い願望であった。そしてたまたま妻の実家が尾鷲の手前にある海山町という小さな町に在し、それはまさに最近になって諸条件が整いようやく実現しそうになりつつあった。
しかしながらプライベートの時間としてはあまりなく、ほぼ半日ぐらいという条件つきだ。
前回は、R42号線経由で尾鷲と熊野の間にある峠のトンネルまで登って断念してしまった。
なので今回は海岸線の道を使って熊野市に出ることとした。地図とはほとんどにらめっこしていてなかったので、まさか熊野の鬼が城まで、80Kmもあるとは思っていなかった。そして、ミニ峠のオンパレードで海岸のほぼ絶壁を走ってはつぎの集落(漁村)へとの繰り返しであった。集落へ辿り着くには海岸線廻りで行くとかなり時間がかかりまた道も険しかった。実際のところ海に突き出した岬の道はかなりの高度まで登っておりまた道路のほとんどが苔蒸しており、本当に海岸に面した道路かと疑うほどであった。景色は絶景、苔蒸す道路に車1台も走る姿はなく、まさに絶景のなかの孤独を感じた。
熊野の鬼が城までの80Kmのなかには、知る人ぞ知る、難所を越えないと辿りつかない抜群に綺麗な海水浴場が3つもある。三木里、仁木島、新鹿である。鬼が城横の大泊ももちろんのことメジャーではあるが非常に美しい。
というわけで、熊野市まで着いたことは着いたのだが、急遽R42号線経由で引き返すことにした。
反対車線は熊野花火大会のためずっと峠の頂上まで渋滞、何台もの観客が見守るなか峠を登り、これが
以外とスイスイ登れるから不思議 また長いトンネル2つもなんのその
帰りはほぼ半分の40Kmで早かった。
走行距離125Km 獲得高度1,900mであった。
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次回こそ丸山千枚田、札立峠を目指そう
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