9月16日・前引け
前引けの日経平均は1万1596円・▼618円
先物は▼590円
売買代金トップはみずほで▼5万円。以下三菱UFJ・▼70円、三井住友・▼7万円、キヤノン・▼490円、トヨタ・▼330円などとなっています。
当然といえば当然でしょうが、金融株の下げがきつくなっています。みずほはストップ安ですか。日本の銀行のなかでも、リーマンに対する債務を抱えているところも少なくないようですから、このセクターに嫌気売りが出るのもやむを得ないところでしょう。一応、リーマンの債権者リストを貼っておきます。ほかでは円高とリーマンショックに伴う米景気の低迷懸念で輸出株も大きく下げていますね。
一見すると、いいところなどなにもないような展開に映りますが、つぶさに観察すると、今後を予見させる動きも出ています。
一つが東証2部や新興市場に上場する低位仕手株の逆行高。
チャートはラオックスの日足ですが、4日連続で大きな陽線を引き、この間の上昇率は3倍を超えました。ほかでは、先日、投資ファンドへの第3社割り当てを発表しているテークスグループ(旧東京衡機)がストップ安後強烈な切り返しを演じ、新興市場では、名うての仕手株であるデザインエクスチェンジがストップ高、ケネディクスがストップ安後ストップ高といったあんばい。背景では、特定筋の介入やファンド絡みの思惑がはやされているようですが、要は、動くから買う、買うから騰がるの展開でしょうか。
そのほかでは、三菱自動車が一時逆行高を演じるなど、環境関連株に対する押し目買いが目立ちました。
確かに、一連の報道を見ると、米国の金融不安はまだ尾を引きそうですし、それに伴う景気の落ち込みも心配です。
しかし、需給オンリーの低位仕手株や、環境など時流に乗るテーマ株ならば、世界の株式市場が長い調整に入っても、個別で対応が可能との発想が働いているのかも知れません。
ま、2部や新興株は、万人向きとはいえませんが、今後の流れを読んでいくうえでは、見落とすわけにはいかない、変化だと思います。
では、また後ほど。
先物は▼590円
売買代金トップはみずほで▼5万円。以下三菱UFJ・▼70円、三井住友・▼7万円、キヤノン・▼490円、トヨタ・▼330円などとなっています。
当然といえば当然でしょうが、金融株の下げがきつくなっています。みずほはストップ安ですか。日本の銀行のなかでも、リーマンに対する債務を抱えているところも少なくないようですから、このセクターに嫌気売りが出るのもやむを得ないところでしょう。一応、リーマンの債権者リストを貼っておきます。ほかでは円高とリーマンショックに伴う米景気の低迷懸念で輸出株も大きく下げていますね。
金融機関名 | 債権額 (単位:Million$) | |
1 | シティバンクとNYメロン(カストディアン) | 138000 |
2 | NYメロン(カストディアン) | 12000 |
3 | NYメロン(カストディアン) | 5000 |
4 | あおぞら銀行(8304) | 463 |
5 | みずほコーポレート銀行(みずほFG 8411) | 289 |
6 | シティバンク 香港支店 | 275 |
7 | BNPパリバ | 250 |
8 | 新生銀行(8303) | 231 |
9 | 旧UFJ銀行(現三菱UFJ 8306) | 185 |
10 | 三井住友銀行(三井住友FG 8316) | 177 |
11 | Svenska Handelsbanken | 140.61 |
12 | KBC銀行 | 100 |
13 | みずほコーポレート銀行 | 93 |
14 | 信金中央金庫 | 93 |
15 | The Bank of Nova Scotia シンガポール支店 | 93 |
16 | 中央三井トラスト(8309) | 93 |
17 | Lloyds Bank | 75.38 |
18 | Hua Nan Commercial Bank | 59 |
19 | 中国銀行 NY支店 | 50 |
20 | 日本生命 | 46 |
一見すると、いいところなどなにもないような展開に映りますが、つぶさに観察すると、今後を予見させる動きも出ています。
一つが東証2部や新興市場に上場する低位仕手株の逆行高。
チャートはラオックスの日足ですが、4日連続で大きな陽線を引き、この間の上昇率は3倍を超えました。ほかでは、先日、投資ファンドへの第3社割り当てを発表しているテークスグループ(旧東京衡機)がストップ安後強烈な切り返しを演じ、新興市場では、名うての仕手株であるデザインエクスチェンジがストップ高、ケネディクスがストップ安後ストップ高といったあんばい。背景では、特定筋の介入やファンド絡みの思惑がはやされているようですが、要は、動くから買う、買うから騰がるの展開でしょうか。
そのほかでは、三菱自動車が一時逆行高を演じるなど、環境関連株に対する押し目買いが目立ちました。
確かに、一連の報道を見ると、米国の金融不安はまだ尾を引きそうですし、それに伴う景気の落ち込みも心配です。
しかし、需給オンリーの低位仕手株や、環境など時流に乗るテーマ株ならば、世界の株式市場が長い調整に入っても、個別で対応が可能との発想が働いているのかも知れません。
ま、2部や新興株は、万人向きとはいえませんが、今後の流れを読んでいくうえでは、見落とすわけにはいかない、変化だと思います。
では、また後ほど。