9月5日・大引け PERから、1万8000円も可能との見方が出ています | 燻製作りは温度が肝心

9月5日・大引け PERから、1万8000円も可能との見方が出ています

日経平均は1万6385円・△27円


先物は△60円


手掛かり難のなか、良くプラスで終わったと思います。日経平均は、ほぼ、この日の高値圏で取引終了。これで、今夜のNYが続伸とくれば、明日は1万6500円台に手が届くかも知れません。


鉄も大引け509円・△10円。高値は511円までありました。昼の更新で500円がくどくなった、などとしました。それで奮起したのかどうか、後場、一気に放れ、終値ベースではこのラウンド初の台替えです。


ここにきての株価強調。背景の一つに、予想以上に好調に推移する企業業績があると思います。9月1日の日経新聞によれば、4-6月期の企業業績は売上高が8%増、経常利益は14・6%増でした。


これは、事前の予想を大きく上回るもので、2007年3月期の経常増益率は、前期実績の経常13・5%増はともかく、かなり上乗せされる可能性が出てきたと見ていいでしょう。なにより、8%という増収率が素晴らしいですね。むろん、原料価格の上昇分などは割り引いて考える必要があるとはいえ、日本企業の場合、これまでのリストラで極めて利益が出やすい体質になっているため、年度後半の失速など考慮して謙虚に見ても、純利益ベースで15%程度の増益は確保できるのではないかと思います。


ちなみに、日経平均の前期EPSは791・6円でした。これが純利益15%増益と仮定すると、試算される今期のEPSは910円。PER20倍として1万8200円。


つまり、4-6月期の決算をベースに考えると、日経平均は1万8000円以上あってもおかしくない計算。まぁ、これを机上の空論と見るかどうかは、皆さんの判断に任せますが、案外、姿勢を強める外国人は、こうした見方を踏まえて、4-6月期の決算発表後、姿勢を強めた可能性があると思います。