44人が亡くなった東京・新宿歌舞伎町のビル火災から1日で14年になるのを前に31日夜、犠牲者の遺族が当時、ビルがあった場所を訪れ、祈りをささげました。
平成13年9月1日の未明、東京・新宿歌舞伎町の雑居ビルで、階段の踊り場付近から火が出て燃え広がり、逃げ遅れた飲食店の従業員や客など合わせて44人が亡くなりました。警視庁は放火が原因とみています。
この火災から1日で14年になるのを前に31日夜、犠牲者の遺族2人などが現場を訪れました。火災が起きたビルはすでに取り壊され、現場には別の建物が建てられていますが、遺族はその前で花やジュースを供えたあと、手を合わせて犠牲者に祈りをささげていました。
火災で2人の娘を亡くした64歳の女性は「娘たちには『ことしも来たよ。元気でやっているよ』と報告しました。14年がたっても火をつけた犯人は捕まらないままですが、遺族がどのような気持ちで過ごしているのかを犯人に分かってほしいと思います」と話していました。ネタ元鎮魂 さらば、愛しの山口組 (宝島SUGOI文庫)/盛力 健児
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