東日本大震災の被災地支援レースを対象にノミ行為をしたとして、警視庁は、東京都新宿区歌舞伎町1丁目の「艇王(ていおう)」経営、古川一広容疑者(48)=横浜市中区本牧三之谷=と従業員4人、客3人の計8人を競馬法違反やモーターボート競走法違反などの疑いで逮捕し、24日発表した。
保安課によると、古川容疑者らは22日、東京競馬場で開催された「被災地支援競走」や「東日本大震災被災地支援」と銘打たれた競艇、競輪、オートバイなどのレースを対象に、マージャン店従業員の客(61)ら3人に一口100円で申し込ませるなどしてノミ行為をした疑いがある。
日本中央競馬会によると、同会主催の被災地支援競走では売り上げの5%を、日本赤十字社や競馬場が被災するなどした岩手競馬などへの義援金に充てているという。
古川容疑者は「親戚が宮城県南三陸町で被災した。客が公営で正規に賭けていれば、義援金に回るはずだったと思うと、申し訳なく反省している」と話しているという ソース