感染症とアロマ | アロマテラピー&ハーブ教室 福岡県・久留米市*柳川市校☆アロマプロジェクト・ブルーイエン

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薬剤師の立場からアロマやハーブセラピーの普及活動に取り組む。植物の有効成分を利用し健康・美容に役立てるライフスタイルを提唱
アロマテラピーやハーブに関する出張講座や講演


昨年のウイルスについての投稿になりますが、新型コロナウイルスの感染拡大の予防対策の一つとして再投稿します。

薬剤師・アロマ&ハーブインストラクターの椛島博子です。

この時期、インフルエンザが猛威を振るっています。

インフルエンザ感染症は法律上の分類では五類になります。
(ちなみにエボラ出血熱は一類に分類。一類は極めて危険性の高い感染症)

五類は国が感染症発生動向調査を行い、その結果などに基づいて必要な情報を国民や医療関係者に提供、公開していきます。
そうすることによって発生・拡大を防止することができます。

情報に耳を傾け、インフルエンザを自己管理で予防しましょう!

免疫力を高めるエキナセアブレンド風邪予防ハーブティーをおすすめします。




ブルーイエンオリジナルブレンド:ウインターレスキュー


インフルエンザの体への侵入経路は呼吸器です。

呼吸器を通じて病原体が体に入ってきます。

抗菌・抗ウイルス効果のあるティートリー精油ユーカリラディアータローズウッド精油を使ったマスクスプレーがおすすめです。


そしてインフルエンザの病原体はウイルスです。

病原微生物の大きさの中でもウイルスは一番小さく、大きさの単位はナノメートル(nm)
10億分の1メートルです。

ちなみにブドウ球菌や結核菌などの細菌の大きさを示す単位はマイクロメートル(μm)
100万分の1メートルです。

ヒトに有害な微生物を病原微生物といいますが、

種類としては、原虫、細菌、スピロヘータ、リケッチア、クラミジア、ウイルスなどがあります。

インフルエンザの病原体はウイルス、細菌に比べて小さく、構造もシンプルです。

細菌は生きた細胞外でも発育・増殖できます(人工培養)が、ウイルスは生きた細胞の仲でしか、発育・増殖できません。

そのため、細胞壁も持たず、核と膜だけのシンプルな構造です。
そして、生きた細胞の表面に吸着して細胞の中へ侵入し自分の都合が良い環境に
作り変えさせ、成熟・増殖していきます。

細菌とウイルスの違いについては こちら 
                  細   菌      ウイルス
細胞壁   ある                            ない                                            
核酸   DNAとRNA   DNAかRNAのどちらか
増殖 細胞がなくても  生きた細胞の中     
              増える                     でしか増えない
エネルギー産生  する        しない
蛋白合成    する        しない
抗生物質         効く         効かない
 

    

ほとんどの感染症に有効な抗生物質もウイルスには効かないのです。

インフルエンザに抗生物質は効かないということになります。
*ただし、インフルエンザウイルスによって粘膜などに炎症を起こし、菌による感染をおこした場合は抗生物質が処方されることがあります。



画像はエキナセアです。キク科の植物には薬効を持っている物が多いです。