今回は、レクチャーコンサートのご案内をいたします。
普段コンサートでは、プログラムの解説のみで、今ひとつ曲を理解しないままに演奏を聴いていることが多いと思います。
レクチャーコンサートでは、作曲家の曲に対する気持ちや時代背景など、当時のことを理解して演奏が聴けるので、今まで聞き取れなかった新たな音の発見があるかもしれません。
第4回 レクチャー・コンサート
『プロコフィエフのメッセージ
~歌にこめられた嘆き~』(名古屋編)
日 時:7月4日(土)
16:30開場 17:00開演
会 場:フィオリーレ(名古屋市中村区鳥居西通1‐51)
入場料:一般3,000円 大学生以下2,000円
沼辺 信一・小林 円・苅谷 美幸・小島 千加子・白石 朝子・杉江 さやか
プログラム
ショーソン:7つの歌 作品2より 第7番 蜂雀
ブラームス:5つのリート 作品49より 第4番 子守歌
プロコフィエフ:5つの歌詞のない歌 作品35
プロコフィエフ:5つのメロディ 作品35bis
シューマン:リーダークライス 作品39 第9番 悲哀
プロコフィエフ:ピアノソナタ 第7番 変ロ長調 作品83 「戦争ソナタ」
プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 作品80 第1番 ヘ短調
ラヴェル:歌劇「子供と魔法」より 火のアリア
オッフェンバッハ:歌劇「ホフマン物語」より オランピアの歌
「プロコフィエフの日本滞在などについて資料研究・執筆もされている音楽研究家の沼辺信一さんのレクチャーとともに、プロコフィエフの声楽作品、ヴァイオリンソナタ、ピアノソナタを中心としたプログラムです。
当日は、スクリーン映像つきの解説もあり、私にとっても興味深く楽しみな内容になっています。
9年前、初めてのリサイタルで未熟な演奏をしたままになっている『戦争ソナタ』を、この機会にもう一度温めています。また、この曲の第2楽章に関連しているシューマンの歌曲『悲哀』を小林さんと演奏させていただきます。
当日は、妊娠6か月のお腹が目立つ姿ですが、子どもに勇気をもらって頑張ります」
(杉江さやか)
杉江先生は、現在お二人目のお子さんをお腹に宿していらっしゃいます。
今回の演奏は、お子さんとの二人三脚になりますね。