今年の初め、TVでスローフードの番組を見ました。
イタリアで、スローフード協会会長のインタビューを交えながら、スローフードのことを紹介する番組でした。
そのインタビューの聞き手が、「食堂かたつむり」の作者の方でした。
TV番組では映画の食堂かたつむりのシーンも織り交ぜられていました。
その映画を観たいな~と思っていたら、昨日、TVで映画の食堂かたつむりを観ることができました。
大切なことがたくさん盛り込まれている映画で、私はこの映画が好きになりました。
主人公の作る料理は、ヴィヴェンシアをファシリテートする人と同じです。
主人公がその日一組のお客様のための料理を味わってもらうために、準備し、料理する。
ヴィヴェンシアの準備もその日1回のファシリテートのために準備し、ファシリテートする。
そして、映画のように、食堂で彼女の料理を食べ、料理を味わい、何かに気づき、変わっていく。
ヴィヴェンシアに参加し、踊り、何かに気づき、変わっていく。
映画を観ていて、料理人とファシリテーターの共通点をたくさん感じました。
「変わろう!」とか「変わる!」となどは、
誰かに強要されたり、
変えなければならないという気持ちではなく、
優しかったり、おいしかったり、美しかったり、楽しかったり、と
よい気持ちで心が動くときに、人は「なにか」が変わるのだと、
映画は教えてくれています。
時々、このような場面に出くわすことがあると思います。
目の前のお皿にある料理をみて、
「これを食べるのか。。。」
と思うような料理でも、一口たべておいしいと最後まで食べて、
「ああ、おしかった!ご馳走様」
となって、
「また食べたいな~」
という体験があります。
「食べたくない」から、「食べる」という行動(変化)が起きるまでに何があるのか、
もしかしたら、料理の香りだったり、同じ席についている人達の反応だったりするわけです。
そして、最大の変化は、食べようと思わなかった料理を
「おいしい!」と感じたことなのです。
その料理の出来が良いこともありますが、
その料理を「おいしい!」感じることができた、ということなのです。
どんなに「おいしい」料理も、本人が「おしくない」と思えば、不味い料理だからです。
踊るということ。
料理を食べるということと似ています。
「踊るなんてできないよ。」
と最初は思いますが、踊ってみると、
「踊りはいいもんだな~」
「また踊りたいな~」
と、思うことが起こります。
そして、終わったあと、優しい気持ちや満たされた気持ちを味わうと、
そのあと、しばらくして、自分の現実でいままで「ありえないこと」が「ありえたり」する。
それが変わった証拠なんです。
それは、誰かに強要されたり、がんばって変えるということではなくて、
ただ、踊って、気持ちのよい体験をしただけなのです。
ファシリテーターに変えてもらったのではなくて、ただ、その日、そのファシリテーターの誘導で、集まった人たちと一緒に踊っただけで、何かが変わる体験がビオダンサです。
その変わることの「何か」は劇的な変化かもしれませんし、ちょっとした、誰も気づかない、私だけがわかったとわかる変化かもしれません。
踊ることと食べること。
共通しています。
たぶん、大切なことって、全てに共通していると思います。
さて、来週の14日の月曜日、バレンタインデーです。
その日の夜、荻窪でビオダンサ日本校の校長である、Davidのクラスがあります。
時間は7時からです。
詳しくはこちらをクリック!
コスタリカの国連平和大学で学生達に教え、帰国後直後のクラスです。
どんなお話が聞けるのか、そして、コスタリカのエッセンスがヴィヴェンシアに出るのか、どんなファシリテートが待っているのか、楽しみにしています。
そして、21日の月曜日は私のSVクラスがあります。
詳しくは15日までには告知いたします。
21日(月)、午後7時から、四谷三丁目でやることだけは決まっています。
今、仕込み中です。
メニューにあたる、テーマや詳細はもう少しお待ちください。
ぜひ、お時間のあるかた、またビオダンサを体験してみたいと思っている方、いらしてください。
一緒に踊りましょう!!!
お待ちしております
Love&Thanks薫