レンズ交換式カメラの選び方 | 撮影日記

レンズ交換式カメラの選び方

IMGP3497t.jpg

IMGP6257t.jpg

画像は、野良猫です。
画像転載禁止。

画像とは関係ない話題。

カメラの選び方のおさらい。雑誌を読むより余程参考になる。

オリンパス、ペンタックス(現リコー)、ソニー(旧コニカミノルタ)、ニコン、キヤノン(昔の5大メーカー)の比較。

まず、手振れ補正機能から
ボディ内手振れ補正側の圧勝。ペンタックス、オリンパス、ソニー。

高い壁

ニコン、キヤノンはレンズ内のため回転方向は不可能。不用意にシャッターを押したとき、たて位置グリップを使ったときに、一番おこりやすい手振れが補正できないのだから、手振れ補正機構がないに等しい。

ごみ取り機能。
センサーに着いたゴミを取れないと、画像にゴミの影が常に写ることになる。
オリンパスの圧勝、ペンタックスが続く。

ソニー、ニコン、キヤノンは電池の無駄遣いで、センサーのゴミは全く取れない。

清掃を業者やメーカーに依頼するしかないが、更に悪化する場合もある。自分で清掃するのが確かだが、それなりの技術は必要。

コーティング。
好みがあるので判断がムズカイ。
メーカーごとに名前は違うが基本的に同じ時代のものは同じ技術水準にある。
それでも、キヤノンが一番よくない、逆光でフレアー出過ぎ。

レンズの画質。
全てのレンズ設計が新しく、オリンパスが良い。(同様に富士フィルム)
ペンタックスとソニーとニコンは同等だが、手振れ補正ユニットがないぶん、ペンタックスとソニーがよい。
ニコンとキヤノンの単焦点レンズは古い設計のものが多数あり、それらの画質は期待できない。
ただし画質の悪さを楽しむことができる。

センサーの能力
通常大きい順に有利のはずだが、現実はちがう。
メーカー、製造の精度で、製造した時期によってかなり違う。
以前はCCDもあって複雑だったが、今はCMOSのみ。実質キヤノン製(キヤノンが使用)とソニー製(ソニー、オリンパス、ペンタックス、ニコンが使用)しかない。

良い
645(ソニー製)
フルサイズ(ソニー製)
APSC(ソニー製)
フルサイズ(キヤノン製)
フォーサーズ(ソニー製)
APSC(キヤノン製)
悪い

海外サイトでの比較では、キヤノンの最上級フルサイズは、ニコンの一番安いAPSCに劣り。キヤノンの最上級APSC機は、他社の高級上級コンデジより劣っている。
ちなみにキヤノンAPSCはAPSCよりかなり小さく、APSCとは言えない。

操作性
それぞれ好みがありますが…。
2ダイヤル、ハイパープログラムのペンタックス。
背面ダイヤルのあるキヤノンは使いやすいと思う。
他はあまり差がないが、ニコンだけは、やや使いづらいと思う。同じことをするのに一手間多く、設定が変わると直せないなんてこともしばしば。
撮影会の講師に某大先生をよんだら、カメラの設定を変えられずに、販売員の女性が代わりに操作したなんてこともあった。

ボディの防塵防滴
ペンタックス、オリンパすの防塵防滴はかなり良い。
キヤノン、ニコン、ソニーは微妙。
キヤノンとニコンでも高級機は防塵防滴になっているが、雨で故障する。もちろん防水ではないからと、保証期間であっても無料で修理はしてくれない。
キヤノンは電池ふたのパッキンがスポンジで、しかもふた一周入っていない。
ニコンはゴムだがやはり一周入ってない。
上からの小雨を想定しているので、底の方はおろそかになっている。
α7シリーズがでた当初は、防塵防滴をうたっていたがいつのまにか、言わなくなった。

一眼レフではペンタックスLX(昔のフィルム一眼レフ)が防塵防滴を最初に取り入れた。他社は全く対策されてなかったが、高級機は防塵防滴になっていて欲しいというユーザー側の願いが都市伝説になったものだ。
その後も、高級機はなっていると雑誌やカタログに書くが、何の有効な対策はされていない。

レンズの防塵防滴
オリンパスやペンタックスはしっかりされているものから簡易なものまである。
キヤノンやソニーもあるが、過信をしないこと。
ニコンは全く対策されてない。マウントに機械的な連動か外にあるので、マウント面から水と埃が入る。

電池
リチウムイオン電池は形や仕様が違うので、ボディが生きていても、電池が寿命がつきることで使えなくなることがある。
ソニーは機種ごとに仕様を変え、インフォリチウムでカメラと電池がお互い情報交換するため、新旧の組み合わせで使えないようにしている。結果カメラは電池と一緒に使い捨てになる。

ニコンもどちらかと言えばソニーに近い。

キヤノンやオリンパスはそれほど頻繁には変えない。

ペンタックスもリチウムイオン電池についてキヤノンと同様だが、単3×4本で動く機種があり、リチウム電池がなくなっても困らない。
eneloopが使える。

全てのメーカーの高級そうな機種は単3×6本で動く縱位置グリップが用意されている場合もあるが、つけると無意味に大きくなる。

オートフォーカス
速さと精度は反比例する。これはどこも実用的なレベルまでいってる。
しかし、自分としては飛んでいる虫に正確にあって欲しい。これからに期待したい。

ファインダー
ミラーがある機種のみだが、キヤノンのスクリーンは明る過ぎてピントのやまがつかめない。マニュアルフォーカスは無理。
正確にピント合わせするには背面でライヴビューで確認するしかない。

ストロボ
ほぼすべてのメーカーがFP発光できるし、
ワイヤレスもできるし、
差がなくなってきた。
ワイヤレスのコントローラーが本体に必ず入っているメーカーもあれば、高額なのコントローラーを買わないとダメなメーカーもあるし、長くなるのでその辺は詳しく書きかない。
レンズがDレンズかどうかのみ書きたいと思う。ペンタックスは25年前から、F、FAレンズに全てに入っている。ミノルタとニコンはペンタックスに数年遅れて少しずつDレンズに切り替えていった。キヤノンは全く手付かずで、10年くらい前でも半分までいってなかった、まだ全部ではないが、恥ずかしいのかレンズカタログの項目なら消えた。ペンタックスは初めから100%なのでDレンズとうたっていない。オリンパスはデジタルになってからは最初から入っているはず(ここは確信がもてない)
Dレンズとは撮影距離情報があるレンズ。これがあると被写体までの距離が分かるのでストロボの調節が容易にまた正確になる。

昔、リコーGRシリーズというフィルムカメラがあった。
日中シンクロなども正確にこなす。
フィルムの頃は失敗してとり直すのは難しかった。
デジタルのように背面液晶で確認が出来ないため。
問題はカタログに。購入されたかたは素晴らしい日中シンクロができるのに、カタログの作例は今一つ。
予想だが、たぶん仕事を依頼されたカメラマンがGRでなく、使いなれているキヤノンの一眼レフで撮ったため。ニコンかも…
距離情報がないのものはストロボを使った撮影には向かない。

今は携帯ですら撮影距離を判断している。レンズを動かすときの電流を測って距離を予測するのだ。カメラの向きでも電流が変わるので、ジャイロセンサーのデータと電流で決定する。

買いやすさ
キヤノンとニコン。ほぼどのお店にもある。品揃えもいい。
ソニーとオリンパスも割りとある。
ペンタックスは、専門店でもなかなか実機を置いてない。
仮にあってペンタックスを買おうとすると、店員はキヤノンやニコンをすすめてくる。かなりの強い意志がないと買えない。

ステータスと価格。
キヤノンとニコン。性能に対してかなり高い。人気がある証拠。
他は微妙。

耐久性
キヤノンだけが劣る。
シャッターの回数が公称しているところの7割程度でerror99が出る。
プロ用と言われている上級機種はキヤノンに限らず早めに壊れる。
プロは定期的にメンテナンスをするので、無理して丈夫に作る必要がないため。また連写等の性能を高めているため。
例えれば、スズキの軽自動車なら20年間乗れるが、ルマン24時間耐久レースに出るトヨタの車は3時間でリタイヤするのと同じ。
キヤノンが回数が異様に少ないのは、キヤノンのみシャッターユニット単体でテストをするため。
他メーカーはボディに載せた状態でテストをする。

総合的な評価
ここまで書いたけど一番買いたいのは富士フィルムのXシリーズ。
レンズに絞り環があるだけで嬉しくなる。

かつての5大メーカーからなら、オリンパスかな。小さいし、ごみ取りも手振れ補正もしかっりしている。

あとは好みで

オススメしないのはキヤノン。キヤノンの良いところをさがすのが難しいくらい。
あえて言えば、ある一定のお金を出すとプロと同じサービスを受けることができる。
頻繁に使う人やプロには良いかも。

アマチュアの適当な文なので笑ってもらえたらと思う。