何でもない道でも、足を痛めていては大変苦労する。まして、吐野から湧塚分岐までは岩斜面のトラバースや鎖場などが多くあり非常に危険である。少しずつでも良い。確実に下山していて欲しいと願いながら登山道を早足で登ると山荘のところで他の登山者とすれ違った。話を聞くと、その登山者はだいちゃん達と湧塚分岐で会ったという。ほとんどの危険箇所は湧塚分岐までである。そこまで下ることができれば、その下も問題ないだろう。

よく頑張ったなと、思わず感極まってしまった。このペースで下山できれば今日中に登山口まで到達できそうだ。そう判断し、ビバーク装備は山荘に置いたままにしておいた。しばらく登山道を駆け上がり、だいちゃん達と再会。そこから2時間30分をかけて登山口まで下山した。事故発生から6時間。全員無事下山。

※大変ご心配をおかけしました。




※今週末も大崩山に行くことになっていたのですが、天候のこともあり中止になりました。