カリグラフィーカードの課題を考えるとき
文字はもちろんのこと、モチーフについても思案します。
文字はカードの内容とイメージが合っていて、
なるべく多くの生徒さんが書ける書体を選びますが
せっかく課題でやるわけですから、
書き慣れた事を形にするだけでなく、少しでもステップアップできるように
それまでに練習していなかったアレンジやバリエーションを加えています。
今年2015年のサマーカードのモチーフは
ヒマワリにしました。
夏の定番ですね。
文字はスピードボールC2ペン。
画材はポスターカラーです。
ヒマワリはカリグラフィーマーカーで書きました。
白地に黄色の花びらでも
マーカーで描くと花びらの重なりが伝わりやすかったです。
マーカーは使いやすいので、生徒さんにも喜ばれましたp(^-^)q
サンプルでは花の中央(種の部分)は空白にしています。
この部分と葉は、生徒さんのお好みで描いて頂きました。
生徒さんもなるべくオリジナリティーを表現できたほうが
楽しいですよね(°∀°)b
絵柄はカリグラフィーを引き立てるためのもの。
文字が主役になるように文字と絵の分量や
位置関係に留意して書いています。
考えてみれば日本の「俳画」もそうですね。
毛筆で書いた俳句に添える画は
文字と画と空間の配分が絶妙で、異質に感じる色や線がなく
俳句の内容を引き立てています。
先日お店で紙を選んでいたら
涼しげな洋紙を見つけました。
クラシコトレーシング 星くずし、という名前だそうです。
手にとってすぐに空をイメージしました。
ブルーやグリーンなど、色のバリエーションがあったので
カードの内紙にするとステキでしょうね。
ところで・・・。
ヒマワリのカードを講習した次のレッスンの日に
生徒さんのお一人が
お誕生日のお祝いを兼ねたカードを作ったとのことで
皆さんに披露してくださいました。
カードは文字を書いている紙と
オレンジ色の半透明の紙の2枚重ねになっていて
文字が透けて見える感じが夏らしいです。
最近は手書きでメッセージを伝える機会が少なくなっていますが
誰かのために時間をとって、お祝いの気持ちをお届けできるのは
日常を丁寧に過ごしていらっしゃるからでしょうねo(^-^)o
最後までお読みいただき、ありがとうございました。