連立方程式の利用(%及び割の扱い方) | 数学解説ブログ(つくば市の「数学・算数・物理に強い」プロ家庭教師 長通幸大・発信)

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中学高校の定期試験問題・大学入試問題・Twitterの数学特化系アカウントで出題された問題・閲覧した方からのご質問まで、幅広く取り扱う方針ですので、
日々の学習や数学的発想・思考力の向上にお役立ていただければ幸いな限りです。

履修学年:中学2年

一次方程式の文章題(2)」の続きです。

多くの小中学生のみならず、成人した社会人の方をも苛立たせる「%」という記号があります。
この「%」、実は「倍」という言い換えができることで、一気にわかりやすくなってしまうのです!!
1%=0.01倍
これを知って使うことができるだけでも、数学では有利になれますよ!

そして一次方程式と連立方程式の決定的な違いは「連立方程式は文字を2種類使える」ということですね。
もちろん、工夫次第で1種類の文字だけで求めたい値を求められる場合もあれば、どうしても2種類使わないと…という場合もあります!!

どちらにしましても、共通して使える発想は「何かの値がわからないから、他の何かの値もわからない」ということですね。





本題では、求めたいものを直接x,yと表せましたが、問題によっては(結果的に)方程式のx,yと求めたい値が一致しない場合もあります。
また、「○%増えた(減った)」などの増減を示す表現にも注意が必要です。

具体的には、「3%増えた」ということは、もともと100%だったものが3%増えて103%、すなわち1.03倍になったということです。

この言い回しが活用できる問題につきましても、追って解説をアップロード致します。